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奥出雲の「長者の湯」約2年ぶり営業再開 交流・観光拠点を目指し再出発

2026年9月14日
関西支社:土橋 孝秀

2026年9月14日(月) 配信

テープカットのようす

 島根県・奥出雲町の日帰り温泉施設「佐白温泉 長者の湯」が9月10日(木)、約2年ぶりにリニューアルオープンした。斐伊川上流の尾原ダム建設に伴う地域振興策として2012年に開業した同施設は、地下1239メートルから湧出する柔らかな肌触りの湯が特徴で、「美肌の湯」として地元住民や観光客に親しまれてきた。今回の改修を機に、交流・観光拠点としての機能強化を目指す。

 同施設は、建物の梁や浴場の柱などの腐食が進んだことから24年7月に営業を休止。町が約7600万円を投じて改修工事を進め、このほど営業再開にこぎ着けた。事業費の約半分には国の交付金を活用した。 

 リニューアルでは、腐食の再発防止に向けて梁を天井上部に配置したほか、浴場の壁や天井を改修。洗い場には仕切りを設け、利用者の使いやすさにも配慮した。また、脱衣所には乳幼児のおむつ替えスペースを新設。休憩スペースは畳からフローリングに変更し、幅広い利用者に対応する施設へと改修した。

 リニューアルオープン当日は記念式典が開かれ、関係者約30人が出席。施設を所有する奥出雲町の糸原保町長は、これまで同施設が斐伊川の上下流域をつなぐ交流拠点として果たしてきた役割に触れ、「これからも地域のみなさんに愛される施設として、多くの方に利用してほしい」と期待を示した。

奥出雲町の糸原保町長

 施設を運営する奥出雲百姓塾の多根嘉宏理事長は「第二幕の開幕」と表現し、「ようきて、ごしなはって(ようこそ来てくださいました)。だんだん、だんだん(ありがとうございます)」と来館者を歓迎した。

運営する奥出雲百姓塾の多根嘉宏理事長

 一方、昨今の物価高などによる運営コストの上昇を踏まえ、入浴料金は従来から100円値上げした。レストランや売店も備え、入浴だけでなく食事や買い物を含めて滞在できる施設として利用を促す。

リニューアル後初めての週末を迎え賑わう長者の湯

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