農協観光協定旅館ホテル連盟が創立60周年 岐阜グランドホテルで記念式典開く
2026年9月11日(金) 配信

農協観光協定旅館ホテル連盟(菅野豊会長)は9月8日(火)、岐阜県岐阜市の岐阜グランドホテルで、創立60周年記念式典を開いた。全国から会員はじめ、農協観光の社員や観光・運輸施設で組織する「農協観光協力みのり会」の会員ら約350人が参加した。

菅野会長は「還暦という大きな節目を迎えた。現在、観光業界を取り巻く環境ははかつてないスピードで刻々と変化しているが、時代が移り変わっても、我われが大切にしているおもてなしの心、人と人をつなぐ力は揺るがない。変えるべきものと変えてはいけないものを見極めながら、常に新しい挑戦を続けていく」とあいさつ。「今日は未来へ向けた新たな出発点。農協観光、みのり会との絆を強固なものにし、受け継いだタスキを確固たる決意をもって次世代へつないでいきたい。観光業界のさらなる飛躍と活力ある地域づくりのため、我われはこれからも歩みを止めることなく前進する」と力を込めた。

来賓として登壇した、農協観光の清水清男社長は「苦難を共に乗り越え、還暦60周年の節目を共に迎えられたことは大きな喜び」と述べた。会社の状況については、「前年比で増収増益を確保した。3期連続で計画を上回った。我われは持続的な収益力を確保するため、稼ぐ力の強化を掲げているが、これは皆さんとより質の高い価値をお客様に提供し、共栄共存をはかるための決意」とし、「観光産業は大きな転換期を迎えている。当社は食と農、観光の力を結び付け、“観光は最強のチームビルディング”という意思で皆さんとの絆もこれまで以上に強固にしていきたい」と呼び掛けた。

また、みのり会の西山健司会長は「幾多の苦楽を共にし、温めてきた強固なパートナーシップに心から感謝する」と謝辞を述べたうえで、「現在我われを取り巻く環境はかつてないスピードで変化しているが、旅を通じて人の心を豊かにし、地域を元気にするという原点は変わらない。今日の節目を通過点としてではなく、未来へ向けた新たな飛躍の出発点として捉え、我われ三者がこれまで以上にがっちりスクラムを組み、お客様の心に残る感動的な旅の創造と持続可能な地域社会の活性化に力強く挑戦していこう」と鼓舞した。
式典では、農旅連の上野哲男副会長(東海支部長)が年表や、歴代の農旅連の宿のイメージポスターなどをスライド投影しながら、これまでのあゆみを紹介。「農旅連、農協観光、みのり会の三位一体の強い体制があるからこそ、ブランドを自信を持って発信できる。これからの70年、そして100年に向け笑顔で力強く進んでいこう」と意気込んだ。
□農協観光がNツアー感謝の集いを開催

式典後は農協観光主催の「2026Nツアー感謝の集いinぎふ長良川」が開かれた。毎年、農旅連、みのり会会員を集めて開催しているもので、全国の支社長や若手社員の社員紹介、抽選会などを実施し、懇親を深めた。
また、翌日の9日(水)は農協観光が今年度、送客重点地域に指定している東海、北陸、北関東地域の農旅連、みのり会会員と農協観光の全国各支店の社員が商談会を行った。冒頭、清水社長は集まった入社数年の若手社員を前に「ここにいる施設の方々はパートナー。何かあったら相談できる関係性を築いてほしい」などと呼び掛け、リアルエージェントとして、リアルでの結びつきを重要視していることを強調した。

農協観光は毎年、Nツアー感謝の集いの翌日にその年の重点地域を対象にした商談会を実施している。コロナ禍後はこうした場が減少しており、会社側は若手の知識を得る場として、また施設側は売り込む場として格好の機会となっている。







