愛知県旅行業協会、新会長に柴岡正幸氏 「変化に対応していく」
2025年6月13日(金) 配信

愛知県旅行業協会(大野静雄会長、218会員)は6月10日(火)、名古屋クラウンホテル(愛知県名古屋市)で2025年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、柴岡正幸氏が新会長に就任した。
柴岡新会長は「役員などに相談しながら、融和な組織となるよう努力していく」方針を示した。また、「時代が大きく変わるなかで、社会の変化に適切に対応していきたい」と意気込みを述べた。
大野会長は「今年1月に国内観光活性化フォーラムin東京に約40人の会員が参加した。地元・東京都支部長の村山吉三郎実行委員長から感謝の言葉をいただいた」と報告。自身が会長を退任することについて「大変お世話になりました」と謝辞を述べた。

来賓の大村秀章愛知県知事は、県内の公立学校や市町村が、11月27日の愛知県民の日による休日を同日から1週間前まで、任意に設定できるようにした制度「県民の日学校ホリデー」を紹介。「開始から3年目となった。名古屋市が今年復帰し、全県で実施できることになった。制度を活用して隣県に1泊で旅行に出掛ける県民が多い。多くの教職員も休みを取得し、家族と過ごしている。さらなる観光振興に力を貸してほしい」と語った。

全国旅行業協会(ANTA)の北敏一副会長は、ANTAの決算について「今年度、約5000万円の予算を計上していた弁済業務の決算額は約75万円となり、国内業務取扱管理者試験がCBT方式に変わったことで、人件費や会場使用料を抑えることができる見通しだ。予算に余裕ができた際は、皆様に還元したい」と話した。
また6月25日(水)にはANTAの総会を開催することを報告し、「出席または委任状を提出してほしい」と呼び掛けた。
同日には愛知県旅行センター(森川雅史社長、218株主)が株主総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では森川社長の再任を決めた。
森川社長は「全旅クーポンへの新入会員1社につき1万円の奨励金を受け取れることで合意した。20社分が新たに入会した。支給額はすべて愛知県旅行業協会に手渡した」と成果を報告。「今後もお役立てできるよう、活動していきたい」と語った。
愛旅協・協定会員連盟(三田幸宏会長、119会員)も同日に、21年度定時総会を催した。任期満了に伴う役員改選では三田会長が再選した。
三田会長は「愛知県旅行業協会と互いに発展するため、商談会などの開催に向けて積極的に協力してほしい」と話した。