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第3回「兼高かおる賞」に俳優のサヘル・ローズさん 日本旅行作家協会とJATAが表彰式開く

2025年7月3日
編集部:木下 裕斗

2025年7月3日(木) 配信

長内恵子代表理事(左)とサヘル・ローズさん

 日本旅行作家協会(下重暁子会長)と日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は7月2日(水)、東京都内で第3回「兼高かおる賞」の表彰式を開き、俳優のサヘル・ローズさんが受賞した。

 同賞は、海外旅行の関する情報が乏しい時代に約150カ国を取材し、1959~90年にテレビ番組「兼高かおる世界の旅」などで、海外への憧れと旅の素晴らしさを発信し続けた兼高かおる氏の偉業を後世に伝えるため、2022年に創設された。兼高かおるさんのイメージに重なる人柄、業績を主眼に、企画力、行動力、表現力などを備えた人物に贈られる。第2の兼高氏になる可能性のある人の発掘にも重きを置いている。

 日本旅行作家協会とJATAの共催、兼高かおる基金(長内恵子代表理事)の後援で実施。選考は、日本旅行作家協会内の兼高かおる賞実行委員会(神崎公一委員長)が行っている。

 イラン出身のサヘルさんは、7歳までの児童養護施設で過ごし、8歳で来日後、舞台「恭しき娼婦」で主演を演じ、主演映画「冷たい床」でミラノ国際映画祭をはじめ、さまざまな映画祭で賞に輝いた。近年は映画監督などマルチに活躍し、表現者として活動の幅を広げている。

 サヘルさんは「国籍によって自由に海外旅行ができなくなっている」と指摘。このようななか、「世界中を旅しながら、難民キャンプや難民居住地にも訪れた。国際情勢や私の旅の記録を発信し、この賞に恥じないよう歩んでいきたい」と語った。

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