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雲仙市「アシスト」〈旧商号:東園〉特別清算開始へ(帝国データバンク調べ)

2025年12月11日
編集部

2025年12月11日(木) 配信

 アシスト(旧商号:東園、長崎県雲仙市、登記面=東京都千代田区、代表清算人=石田総一氏)は11月13日(木)に東京地裁から特別清算開始命令を受けた。帝国データバンクによると、「負債は現在調査中」としている。

 同社は1956(昭和31)年6月に設立。その後休眠していたが、関連会社が運営する旅館の第二別館として営業していた「東園」の営業権を譲り受け、92年10月に商号を東園に変更し、営業を再開した。

 雲仙国立公園内で主に小グループ旅行者や個人を対象に運営し、宴会や慶事・法事、ブライダルなどにも対応。96年9月期には年間収入高約6億5600万円を計上していた。

 しかし、コロナ禍以降は集客力が低下したほか、宴会やブライダルなどの需要も大きく落ち込み、不採算で推移。「借り入れ負担が重く、収益改善の見通しも立たない」(帝国データバンク)ことから、2024年10月に会社分割を行い、新設された東園(長崎県雲仙市)にすべての事業を移管した。アシストは25年6月16日に開催した株主総会の決議により解散していた。

 なお、「東園」は新会社のもとで現在も営業を継続している。

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