2025年12月3日(水)配信
、絶景プロデューサーの詩歩さん.jpg)
JTB(山北栄二郎社長、東京都品川区)はこのほど、絶景プロデューサーの詩歩さんとパートナーシップを結んだ。JTBの訪日インバウンド事業を指す「JTB JAPAN Inbound」の専属マイスターに任命。絶景を切り口として地域の魅力を発掘し、誘客や地域内での分散、受入態勢など地域ごとに異なる多様なニーズに向き合い、課題の解決につなげる。
取り組みの第1弾として、詩歩さんの視点で捉えた富山県の「冬ならではの絶景」を、写真・記事でコンテンツ化し、日本好き外国人向けメディア「FUN! JAPAN」を通じて、アジアを中心とする海外へ発信する。両者が開発した観光コンテンツにより、訪日旅行における体験価値を高め、観光の地域分散を促進。成果はデータとして蓄積しPDCAを回すことで、ほかの地域へも取り組みを展開していく。写真・記事の公開は2026年3月ごろを予定。
今回のパートナーシップに関して、詩歩さんは「オーバーツーリズムなどの懸念を正直に伝えたところ、景観保全や地域配慮も並行して取り組みたい姿勢で意見が一致した。写真という視点で培ってきた地方創生の経験を生かし、地域もまだ気づいていない新しい魅力を発掘できるよう尽力する」とコメントした。
JTB訪日インバウンドビジネス担当の山田仁二常務執行役員は、詩歩さんについて「国内外問わず地域の魅力を深く掘り下げ、絶景という軸で作品に仕立て、共感を創出するプロデュース力を持っている。一緒に世界各国のお客様へ地域の絶景(ZEKKEI)を発信し、その場所が訪問目的となるような取り組みを推進していく」と力を込めた。



