京都府旅行業協会 森野氏の新体制に 組合理事長は常田氏
2025年7月2日(水)配信

京都府旅行業協会(北澤孝之会長、155会員)は5月27日、京都府京都市の京都東急ホテルで2025年度定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で森野茂氏を新会長に選出した。
森野新会長は「会員の皆様のご期待に応えるべく、京都の旅行業界のさらなる発展のため誠心誠意努めていきたい」と抱負を述べた。
議事では収支予算案や事業計画など所定の議案をすべて決定した。
新役員は次の各氏。【会長】森野茂(アルファトラベル)【副会長】尾池文章(コムス)【専務理事】中澤保(エル・ユニオン京都)【会計理事】倉本巌(クリーデンス・ツーリスト・ビューロー)【理事】岡麻子(宇治吉田運送)【監事】丸山智弘(トラビュー観光)▽中村充治(明星観光バス)
他方、京都府旅行業協同組合(森野茂理事長、46組合員)も同日同会場で定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で常田学氏を新理事長に選出した。

常田新理事長は「一丁目一番地であるクーポンシステムの強化と改修について、私の期で責任を持って取り組んでいきたい」と意気込みを述べた。
森野前理事長は「バトンを受け取って3期6年が過ぎた。コロナ禍など状況が目まぐるしく変化した時期だったが、組合員の皆様の積極的な事業への参加で、期間全体として大きな黒字を出すことができた。また組織の足腰を強くすることができたと思っている」と謝辞を述べた。
京旅協各種クーポンの24年度取扱高は前年比16・7%減の5億2324万円となった。組合事業の柱の1つ、岡崎桜回廊十石舟めぐりは、3月20日から4月13日までの25日間運航し、乗船客数は同13%減の1万2298人。桜の開花が遅れたことなどが影響した。