和歌山県旅行業協会 古市氏、青木氏が再任 生き残りかけ懇談実施へ
2025年7月2日(水)配信

和歌山県旅行業協会(古市啓悟会長、54会員)は5月22日、和歌山市内で第13回通常総会を開き、任期満了に伴う役員改選では、古市会長の再任を決定した。
古市会長は「新型コロナの収束から約2年が経過したが、人々の生活スタイルはコロナ前に戻らず、我われの売上に直結する団体旅行の動きは鈍いままで、当協会も完全復活には至っていない。この状況を変えるには、我われ自身で業界を発展させていくための切り口を見出して行くことが必要」と語った。
そのうえで、「今年は協同組合と連携し、旅行業に携わる者同士、会社の垣根を超えて情報交換を行い、悩みや課題を共有し、全会員がワンチームとなって生き残っていくための懇談会を開きたいと考えているので、ぜひ参加してほしい」と呼び掛けた。
同協会の総会に引き続き、協同組合和歌山県旅行業協会(青木査稚子理事長)の第21回通常総会も行われ、任期満了に伴う役員改選では青木氏が理事長を再任した。

青木理事長は、和歌山県内の温泉の魅力発信と誘客を目的に2020年から取り組む「わかやま12湯推進協議会」の活動について「昨年3月から各加盟施設の御湯印を集める『わかやま十二湯巡湯帳』の販売を始めたが、今年4月にはすべての御湯印をそろえた方が現れるなど、和歌山県の温泉の認知度も上がってきていると実感している」と報告した。
同日には、旅館などの協定機関で構成する協力会の通常総会も行われ、総会後には、セールス会や合同懇親会が盛大に開かれた。