2025年3月5日(水) 配信

西日本旅客鉄道(JR西日本、長谷川一明社長)は、エリアを変えながら西日本各地で運行する観光列車「WEST EXPRESS 銀河」の2025年春の運行を山陰コースの京都―出雲市(島根県出雲市)で、観光列車「はなあかり」の25年春季の運行を大阪―尾道(広島県尾道市)でそれぞれ行う。
大阪市で4月13日に開幕する「大阪・関西万博」に合わせ、奥深い歴史や自然が魅力の山陰と、姫路や倉敷、福山、尾道など瀬戸内エリアへ、万博を満喫したあとのプラスワントリップを提案する。
「銀河」は夜行特急列車。3月21日―5月28日までの月・水・金・土曜日に運行する。5月の大型連休期間は除外。
山陰コースでの運転は6回目となる。例年、車内や停車駅でのおもてなしが好評だ。
「はなあかり」は4月5日―6月29日までの土・日に計24本運行する。5月3、4日は除外。
「地域の華を列車に集め、お客様と地域の縁を結ぶ列車」をコンセプトに昨年10月、敦賀駅(福井県敦賀市)―城崎温泉駅(兵庫県豊岡市)間でデビュー。全3両編成ですべてグリーン車となる。うち1両はよりグレードの高い「スーペリアグリーン車」に設定する。
25年春季運行に合わせ、スーペリアグリーン車飾り棚の調度品を岡山県および広島県の工芸品・アート作品に入れ替える。車内での食事サービスも地元ならではの食材を使用するという。アテンダント3人が乗車し、駅や車内でのもてなしを行う。
運賃・料金はスーペリアグリーンを定員2人で利用の場合、大阪―尾道間で1人1万3320円。