test

「先陣を切って、石川県の元気を」 石川県加賀市がPR会議開く 北陸新幹線延伸で東京からは24分短縮

2024年2月1日
営業部:鈴木 克範

2024年2月1日(木)配信

感謝の集いであいさつする宮元陸市長

 石川県加賀市は2024年1月31日(水)、旅行会社やマスコミ関係者らを招き加賀温泉郷PR会議を開いた。夕刻からの感謝の集いには約200人が参加するなか、宮元陸市長も駆けつけ「加賀市が先陣を切って、石川県の元気を(発信して行く)」と決意表明した。

 感謝の集いであいさつに立った宮元市長は「能登半島地震で加賀市も被災したが、現在は加賀温泉郷で1500人あまりの被難者を受け入れている」と報告。「使命感として取り組む一方、石川県の経済を回していくためには心を切り替えなくてはいけない。加賀市が石川の元気を先導させていただきたい」と伝えるとともに、3月開始予定の北陸応援割について、「半年から1年かけて加賀温泉郷、石川県を支えてもらいたい」と要請した。

 3月16日(土)の北陸新幹線敦賀延伸で東京-加賀温泉駅間が現行(乗り換え1回)と比べ24分短い2時間43分(直通)で結ばれる。PR会議では北陸新幹線敦賀延伸を千載一遇の好機ととらえ、市内の体験メニューやご当地グルメを紹介した。イチオシ体験メニューは「加賀大聖寺山ノ下寺院群」で5月連休と11月に行われる特別公開「寺宝・庭園・ご朱印めぐり」。普段見ることのできない庭園や涅槃(ねはん)図、仏像を見学できる。個人だけでなく、団体やインバウンド向けには、「獅子舞ツアー」もおすすめ。加賀市内には100を超える町で、無病息災や五穀豊穣、大漁祈願など、土地に根付いた「獅子舞」が連綿と受け継がれている。地元の祭りを獅子舞研究者とともに訪ねるコースや獅子頭を被って舞を体験するプランなど用意している。

 ご当地グルメでは「加賀カニごはん」が4月1日(月)、装い新たに登場する。九谷焼と山中漆器の器に盛りつけた、香箱ガニおもてなし膳で、累計6万5000食を売り上げた人気メニューだ。「3時のおやつ」として開発した野菜スポンジケーキやはちみつ生クリームなど5層構造の「加賀パフェ」も7月にリニューアルする予定。

 このほか、各温泉地も旬の話題をプレゼンした。片山津温泉では恒例の納涼花火(8月)で、花火と約500機ドローンのシンクロを企画するほか、山代温泉では現在進めている萬松公園整備事業が2025年度に完工予定だ。「自然のなかを散策」という新しい魅力が温泉街に加わる。山中温泉はその魅力を、自然、食、街、伝統・体験を歩いて楽しめる温泉地と紹介。今春には温泉街の文化の発信拠点だった「依緑園(いろくえん)」が、山中の異文化に触れられる観光施設「加賀依緑園」として開館する。 

いいね・フォローして最新記事をチェック

コメント受付中
この記事への意見や感想をどうぞ!

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

PAGE
TOP

旅行新聞ホームページ掲載の記事・写真などのコンテンツ、出版物等の著作物の無断転載を禁じます。