清和源氏発祥の地と伝わる「多田神社」、民事再生法の適用を申請(帝国データバンク調べ)
2026年9月15日(火) 配信

宗教法人多田神社(代表役員代務者=齋木竜也氏、兵庫県川西市)は、8月24日(月)までに神戸地裁へ民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けた。帝国データバンクによると、「負債は現在調査中」という。
同法人は970(天禄元)年創建とされ、源満仲、源頼光、源頼信、源頼義、源義家の五公を奉斎する清和源氏の祖廟として高い知名度を有する。
宝物殿には、宝刀「鬼切丸」のほか、多数の書画などが収納されており、有形文化財にも指定。家運隆昌・勝運・厄除の守護神として崇敬され、観光地としても人気を集めている。
しかし、「2023年ごろから境内の不動産に対して根抵当権が相次いで設定されるなど金銭面のトラブルが表面化」(帝国データバンク)するなか、24年2月に当時の宮司が死去。同年7月には、宮司代務者が就任していたが、同年9月に担保不動産の競売開始決定に基づく差し押さえを受けていた。
その後、「神社側は異議申し立てを行うなど争う姿勢を見せていたが、交渉は長期化」(同)していた。早期解決の目途が立たず、法的整理による再生を目指すこととなった。





