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「津田令子のにっぽん風土記(105)」御前崎クエと灯台でウェルカム~ 静岡県御前崎市編 ~

2024年1月21日(日) 配信

御前崎灯台
御前崎市観光協会事務局次長 小野木邦治さん

 御前崎市観光協会事務局次長の小野木邦治さんから「御前崎クエの季節になりましたよ。ぜひ足を運んでくださいね」と連絡をいただいた。

 

 御前崎市は高級魚のクエがリーズナブルにいただけるこの時期、たくさんの方がそれを目当てに訪れる。静岡県温水利用研究センターによると、伊豆半島から浜名湖に至る静岡県沿岸の漁業振興、栽培漁業の振興をはかるため事業を推進しているという。

 

 主にマダイ、ヒラメ、トラフグ、アワビ、クルマエビ、ガザミ、ノコギリガザミの増養殖用種苗の量産と、クエの種苗生産技術の開発を進めている。

 

 御前崎クエは、冬の間だけ食べられる絶品の味だ。2年から2年半の養殖魚を地元の御前崎クエ料理組合の加盟店に出荷している。市内の各料理店でのクエを取り扱う期間は毎年11月から3月までの5カ月間のみ。このため、「御前崎クエ」は市内の御前崎クエ料理組合加盟店でないと食べられないというわけだ。

 

 小野木さんは、「クエの人気は日本特有のもので、味は魚の中で一番と言われています。ぜひ冬の御前崎でクエを味わっていただきたい」と話す。

 

 この地域は、冬はウィンドサーフィンで盛り上がる。昨年12月には、大きな大会が行われ、全国から大勢のウインドサーファーが訪れた。

 

 また御前埼灯台からは11月から3月まで、太陽が海から昇り、海に沈む珍しい景色が見られる。かつて三重県伊勢市で初めて開かれた、一般の人が上れる「参観灯台」を持つ市町村が集まる「灯台ワールドサミット」に御前崎市も参加し、そこで改めて灯台の重要性と活用法を考えたという。

 

 「灯台はまちのシンボル。御前埼灯台に上ると、水平線が丸いことが実感できますよ」と小野木さん。

 

 御前埼灯台は、白亜の塔形をしたレンガ造りの大型灯台だ。雨風にも屈せず1874年から海の安全を見守り続けている。歴史的・文化的価値が高いことから「Aランクの保存灯台」に指定されている。

 

 高さ17㍍の展望デッキに上がれば太平洋と駿河湾の大海原が広がり、その雄大なパノラマに感動し「また来たい」と願う人も多いのではないだろうか。

 

 「とくに恋人の聖地一帯をオレンジ色に包みながら太陽が沈んでいくようすは感動的です。やっぱり御前崎を代表するランドマーク、御前埼灯台も外せないですね」と、小野木さんは笑顔で語る。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

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