【第50回旅館100選】山形県・あつみ温泉 「萬国屋」

2025年9月8日(月) 配信

源泉掛け流し陶器の露天風呂付客室

創業300年、山里の風情とおもてなしの心を今に伝える純和風旅館

 江戸の創業以来300有余年、楽山楽水の桃源郷に建つもてなしと憩いの宿「萬国屋」。多くの作家・詩人にもゆかりが深く、優美な黒瓦の屋根、重厚な趣の入母屋造りの玄関など、日本の美と心を求めてきた老舗旅館だ。2021年には、大石田焼きの「次年子窯」で作られた陶器風呂を備える4室の源泉掛け流し露天風呂付客室が誕生。プライベートな空間でゆっくりとくつろぐことができる。

リニューアルした露天風呂「庭園さくらの里湯」

 1000年の歴史をもつ名湯「あつみ温泉」を満喫する大浴場は、シルクバスを備える「楽山」と泳ぎたくなるほど広々とした「楽水」。男女入れ替え制でどちらの湯も楽しめる。

源泉掛け流し陶器の露天風呂付客室
活アワビ陶板焼き&山形牛温泉蒸し付和会席

 「楽山楽水」の心粋は料理にも込められており、山形ならではの山形牛やアワビなど、地元の旬の幸を丹念に吟味した豪華な食膳が並ぶ。300年以上受け継がれてきた歴史と努力の味を、ゆっくりと味わいたい。

「萬国屋」正面玄関

露天風呂リニューアルオープン

 2023年12月、1階の露天風呂「庭園さくらの里湯」と「庭園 里の湯」がリニューアル。「庭園さくらの里湯」(写真)には、サウナ発祥のフィンランドに伝わるユニークな樽型「バレルサウナ」を設置。室内へ均等に温度を伝え、サウナの効果を最大限に引き出せる設計となっている。

 

交通:《車》東北自動車道 あつみ温泉ICから約5分、P280台(無料)
   《電車》JR羽越本線 あつみ温泉駅からタクシーで約5分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》部屋食、和ダイニング
   《朝食》和ダイニング
部屋:全97室
風呂:大浴場「桃源山水」、「楽山楽水」(露天風呂・サウナ付※男女入替有)、露天風呂付客室6
泉質:ナトリウム・カルシウムー塩化物・硫酸塩温泉
料金:1万8,000円~4万5,000円《特別室》7万3,650円~

〒999-7204 山形県鶴岡市湯温海丁1
☎0570(00)8598(コンタクトセンター) FAX023(672)5459
https://www.bankokuya.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・他(繁体語)

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(248)」 旧鎮守府佐世保の観光まちづくり(長崎県佐世保市)

2025年9月7日(日)配信

佐世保凱旋記念館(市民文化ホール)

 長崎県佐世保市と言えば、まずは日本有数のテーマパーク・ハウステンボスと九十九島のイメージが強い。

 事実、ハウステンボスはコロナ前には年間300万人の集客を誇り、佐世保観光客の過半を占めていた。また「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」として世界遺産に登録(2018年)された黒島を含むパールシーリゾートは、根強い人気がある。近年は、水深の深い良好な湾を活用した大型クルーズ船の寄港も着実に増えている。

 一方、佐世保の中心部分は、かつての海軍鎮守府が置かれた場所である。海岸線に近いエリアは、現在は米海軍佐世保基地と佐世保重工業(SSK)、その関連企業群が立地し、観光地という雰囲気は乏しかった。

 しかし、2016年に佐世保市を含む横須賀市、呉市、舞鶴市の4市連携で申請した「鎮守府 横須賀・呉・佐世保・舞鶴~日本近代化の躍動を体験できるまち~」が日本遺産に認定され、日本遺産テーマの地域活性化計画による観光まちづくりがスタートした。しかも認定から9年を経過した今年7月、これまでの活動が認められ、文化庁の重点支援地域にも認定された。

 8月初旬、4市の副市長らが集まる「副市長会議」に呼んでいただいた。4市は、日本遺産認定のはるか以前、1950年の「旧軍港市転換法(平和転換法)」以来、さまざまな行政分野において事業連携を進めており、担当者、副市長、市長のそれぞれが定期的な会議を重ねてきた。

 遠く離れた地域の、いわゆるシリアル型日本遺産であるが、4市のガイドの定期的な交流、地元の高専や大学など理系研究者による学術交流、海軍・海自カレーや珈琲など4市共通の食材などの共同開発と流通、4港の軍港クルーズ会社の事業交流など、他の日本遺産ではなかなか真似のできない事業連携が進んでいる。

 佐世保では近年、鎮守府時代以来の歴史的建物の活用が進んでいる。かつての佐世保鎮守府所属艦艇の武勲を称える凱旋記念館(1923年築)を市民文化ホールに改修するとともに、同じく大正時代に建設された針尾送信所などの改修・活用が進んでいる。「ニイタカヤマノボレ1208」で有名な針尾送信所は、100年以上前に建設された3本の送信塔である。川砂を丹念に磨いて建設された高さ130メートルに及ぶ塔は、未だに構造的にもびくともしていない。

立神倉庫群と佐世保市街地

 現在、旧佐世保鎮守府建設時の最古級の煉瓦倉庫などが建つ立神倉庫群の改修も進められている。日本遺産はもとより、観光の新たなゲートウェイとして期待されている。近くには佐世保のもう一つのシンボルである佐世保重工業の250トン起重機や、全長400メートルにも及ぶ佐世保造船所のドック群もある。

 兄弟都市ともいうべき4市は共通の歴史とともに、それぞれが個性的なまちづくりを進めてきた。次の展開に大いに期待したい。

(観光未来プランナー 丁野 朗)

【第50回旅館100選】山形県・由良温泉 「由良温泉 八乙女」

2025年9月7日(日) 配信

「八乙女」全景

湯量豊富な海のいで湯。夕景が美しい由良海岸

 厳しい奇岩や絶壁が連なる八乙女浦。優美な弧を描く由良海岸の渚は「東北の江の島」とも呼ばれている。その美しい景観から「日本の渚百選」、さらに「日本の夕陽百選」、「快水浴場百選」と3つの百選に選ばれた景勝の地となっている。

由良モニュメント

 そんな風光明媚な場所に建つ「八乙女」の美肌の温泉「乙女の湯」で身をゆだねるお風呂は、日本海を望む大浴場、潮風を感じながら入浴が楽しめる露天風呂と揃い、特に夕景の美しさは筆舌に尽くしがたい。

西館大浴場

 全室から日本海を一望できる客室では、かすかに響く潮の音を聞きながら、贅沢な時間がゆっくりと流れる。

西館客室一例
夕日で花火

 自慢の料理は、由良漁港から仕入れた新鮮な魚介類。岩ガキやアワビ、アンコウなど、四季折々の庄内の旬を余すところなく満喫できる。山形の特産サクランボやメロン、庄内柿も格別だ。

料理一例

 

交通:《車》山形自動車道 鶴岡ICから国道7号線を経由して約20分、P200台(無料)
   《電車》JR羽越本線 あつみ温泉駅・鶴岡駅下車、タクシー約20分
   《バス》あつみ温泉駅から約30分、停留所より徒歩10分
   《飛行機》庄内空港からタクシー約20分
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》会場食 《朝食》バイキング又は和定食
部屋:全59室
風呂:男女別露天風呂付大浴場、男女別サウナ付大浴場
泉質:ナトリウム・カルシウム硫酸塩泉
料金:1万5,000円〜3万円

〒999-7464 山形県鶴岡市由良3-16-31
☎0235(73)3811 FAX0235(73)3810
http://yaotome.in.net/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・韓・中・台

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

「津田令子のにっぽん風土記(116)」吹く風、空の色を絵に乗せて~ イラストレーター編 ~

2025年9月6日(土) 配信

旅をテーマにした新しいキャラクター「トリップちゃん」
イラストレーター たま ひろみさん

 絵のある暮らしを始めて30年が経ったというたまひろみさん。美術系の学校を卒業後、自動車メーカーでデザインの仕事に携わったのが社会人としてのスタートだったという。

 「人生のなかでは、家庭のこと、自分の心のこと、色々な転機が重なって絵を描くことから離れていた時期もありました」と語る。

 その間にカウンセラーや、アロマセラピストの資格を取得され、人の心に寄り添う仕事に関わってこられた。「でも、やっぱり私は絵を描く人。もう一度イラストレーターとして活動を始めたときには、ただ描くだけでなく、誰かの心に届く絵を描きたいと思うようになっていました」と振り返る。

 現在はキャラクター制作や挿絵、LINEスタンプ、グッズ展開、パンフレットやポスター、地図のデザインなど幅広く活動する。 

 「ありがたいことに、やさしいね、癒される、ほっとするといった声をいただくことが多く、それが私の原動力になっています」。

 「最近、津田令子さんとのご縁で、旅をテーマにした新しいキャラクター『トリップちゃん』が生まれました。赤毛の女の子(津田令子さんのイメージ)で、前を向いて旅をしています。彼女には仲間がいて、黄色い小鳥の『カナリーさん』、そしてちょっとおっちょこちょいなデイバッグの『デイバーさん』。この3人で、さまざまな場所をめぐり、旅をします」と笑顔で語る。「その場所に吹く風や空の色、そこにいる人の表情まで、絵に乗せて届けられたら嬉しいですね」。

 12月に個展を控え、ご多忙のひろみさんのこれからの目標は、「旅の思い出や地域の風景、人の物語を、イラストやキャラクターを通じて伝えていく。そのようなお仕事を広げていきたいと思っています」と話す。

 自然の中で育ったひろみさんの故郷は埼玉県飯能市。「木々の静けさ、風の音、自然の色や手ざわり……そんな記憶が、イラストに滲んでいるのかもしれません。自然と、音と、心のつながり。それはきっと、飯能で感じてきた原体験と重なるんだと思います」。

 旅の中で心が動き、その喜びを誰かに伝えたくなる――。そんな想いが、新たなキャラクター「トリップちゃん」の誕生につながっているのかもしれない。

 イラストレーターたまひろみ個展「くまカフェのクリスマス」は「こはぜ珈琲早稲田店」(東京都新宿区西早稲田1―9―13)で、12月1日から約1カ月間、開催される。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

【第50回旅館100選】宮城県・南三陸温泉 「南三陸ホテル 観洋」

2025年9月6日(土) 配信

豊かな海と心地よい潮風が楽しめる絶景露天風呂

 海との一体感が楽しめる宿「南三陸ホテル 観洋」。仙台駅から無料シャトルバスを運行しており、楽々移動も好評だ。海に面した客室からは飛び交うウミネコの姿も見え、部屋にいながらにして「観洋」を満喫できる。

ウミネコが遊びに来る客室

 南三陸温泉は、太平洋沿岸に湧出した地下2000mの深層天然温泉だ。海に突き出た絶景露天風呂からの太平洋は圧巻。朝焼けに顔を染めながらの湯浴みは「太平洋を庭とし、朝日昇る」という宿の自慢を実感できる。屋上では星空観察「スターパーティ」が毎月開催されている。

志津川湾の日の出
料理一例

 海辺の宿をより印象付けるのが、海の幸を贅沢に使用した料理。本社が魚問屋なので、名物の「アワビの踊り焼き」や気仙沼産「フカヒレの姿煮」など、素材・鮮度共に抜群の逸品が揃う。ホテル発祥のご当地グルメ「南三陸キラキラ丼」は四季折々の旬が丼で楽しめる人気メニューだ。

ホテル全景

震災を風化させないための「語り部バス」

 ホテルで所有しているバスを使用し、ホテルスタッフ等が語り部として被災した震災遺構高野会館や戸倉地区を含む町内のコースを約60分案内する。これまで48万人以上が参加し、防災・減災への取組みが高く評価され、第3回ジャパン・ツーリズム・アワード大賞を受賞した。

 

交通:《車》三陸自動車道 桃生津山ICから20分、P200台(無料)
   《バス》仙台駅東口観光送迎バス乗り場より無料シャトルバス毎日運行中(要予約)
チェックin15:00 out10:00
食事:《夕食》レストラン、大広間
   《朝食》コンベンションホール(バイキング)
部屋:全212室(和室・和洋室・洋室211室、特別室1室)
風呂:男女別大浴場、男女別露天風呂、サウナ
泉質:ナトリウム・カルシウム―塩化物泉、低張性中性低温泉
料金:1万5,000円〜3万円

〒986-0766 宮城県本吉郡南三陸町志津川黒崎99-17
☎0226(46)2442 FAX0226(46)6200
https://www.mkanyo.jp/
Wi-Fi:使用可 外国語対応:英・中・台

 

 

 ※この記事は、旅行新聞新社主催「第50回プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」に選出された施設で、書籍「2026年度版 プロが選んだ日本のホテル・旅館100選&日本の小宿(BEST100 HOTELS&RYOKANS IN JAPAN)」(自由国民社)に収録されている内容を紹介しています。

読売旅行、竜王戦プレミアム観戦ツアー 第2局福井・あわら対局を発売

2025年9月5日(金) 配信 

対局室見学や大盤解説が楽しめるプレミアムツアーを販売

 読売旅行(岩上秀憲社長)は9月4日(木)、将棋の全8大タイトル戦の最高位戦である竜王戦の第2局、福井・あわら対局を観戦する2泊3日のプレミアムツアーを売り出した。同社では、藤井聡太竜王がタイトル防衛をかけて挑戦者・佐々木勇気八段と行う七番勝負のうち、第2局から第7局までのツアーを販売する予定。

 同ツアーでは、1日目に対局棋士の決意表明や立会人らによる見どころ解説が行われる「前夜祭」に参加。2日目は棋士によるツアー参加者だけの「プライベート解説会」や、対局室にて間近で「封じ手」を見学できる。そして、3日目には棋士による「大盤解説会」に参加できる。

 このほか特典として、棋士に提供されるものと同じおやつ、竜王戦グッズ「竜王戦対局棋士揮毫扇子(非売品)」付き。

 出発日は10月15日(水)。宿泊は棋士らと同じ「あわら温泉 美松」に連泊する。旅行代金は25万~27万円。

 なお、第3局の京都御室対局(仁和寺)のプレミアムツアーについては後日、発売を開始する。

9月6日、OSAKA女性活躍推進「ドーンdeキラリ フェスティバル2025 with万博」を実施

2025年9月5日(金) 配信

イベントチラシの表紙

 東武トップツアーズ(百木田康二社長、東京都墨田区)は9月6日(土)、大阪府(吉村洋文知事)からの委託を受け、「OSAKA女性活躍推進ドーンdeキラリ フェスティバル2025 with万博」を実施する。会場は大阪市中央区の大阪府立男女共同参画・青少年センター(ドーンセンター)。学生による「未来社会への発信・提言」コンテストや、ミニ万博と題してブースを出展する。

 大阪府では、毎年9月を「OSAKA女性活躍推進月間」と定め、女性活躍推進や性別役割分担意識の解消に向けた意識改革を目的としたさまざまなプログラムを展開している。同イベントは、それらの取り組みの一環として、女性の活躍をより推進し、SDGsの目標の1つである「5. ジェンダー平等を実現しよう」の達成に向け開催するもので、大阪・関西万博の積極的なPR活動とあわせ、女性活躍推進と万博の魅力をともに発信する狙い。

 学生による「未来社会への発信・提言」コンテストを、7階ホールで午後1時30分~3時30分まで開催。メイン審査員に大阪・関西万博テーマ事業プロデューサーの中島さち子さんを迎え、大阪府内の高校生や大学生などによる未来社会への発信・提言コンテストを行う。幕間には、万博で世界最大のブラスバンドとしてギネス認定を受けた箕面自由学園チアリーディングによるパフォーマンスや、万博を感じられるファッションショーなどが行われる。

 1階ロビーでは、ミニ万博と題して大阪・関西万博PRブースや食ブースのほか、大阪で活躍している女性起業家による販売・ワークショップ、小さな子供も楽しめる縁日ブースなどを設ける。開催時間は午前10時~午後5時まで。

 このほか、同イベントの意思を引き継ぎ、大阪・関西万博の会場内でもイベントを実施する。9月17日(水)に女性起業家の紹介展示やカフェ出店、ファッションショーなど、9月28日(日)には同コンテストの発表を行い、提言を具現化した参加型ワークショップを行う。

長寿のまち・京丹後市でウォーキングツアー 阪急交通社と京丹後市観光公社が共同企画

2025年9月5日(金) 配信

ウォーキングイメージ

 阪急交通社(酒井淳社長、大阪府大阪市)と京都府・京丹後市観光公社(田中智子理事長)はこのほど、ヘルスツーリズム「Kyoto Health Resort京丹後」を推進するため、共同企画商品の販売を開始した。“長寿のまち”として知られる、京丹後市でウォーキングや鉄道乗車体験などを行う。ツアーは1泊2日で名古屋発着。

 同ツアーは開業10周年を迎える京丹後鉄道に西舞鶴駅から乗車し、車窓から日本海の景観を楽しむ。日本海を一望する大成古墳群展望台から出発する百寿ウォーキングでは、地元ガイドから長寿の秘訣を聞きながら巨大な立岩に向けて歩く。

 2日の朝食は、京丹後市が推奨する「まごはやさしい」の食材を取り入れた栄養バランスのよい食事を用意。その後、国の天然記念物として名勝に指定される琴引浜の散策などを行う。昼食は間人の「宿居三養荘」で和会席を楽しむ。

 出発設定日は10月25日(土)、11月1日(土)、5日(水)、12日(水)の計4設定。旅行代金は2人1室利用時1人2万9990円。

10月25日に「ゆりかもめ車両基地公開イベント」 開業30周年記念で10年ぶりに開催

2025年9月5日(金) 配信

前回車両基地公開イベントのようす

 ゆりかもめ(安部文洋社長、東京都江東区)は10月25日(土)、10年ぶりとなる「ゆりかもめ車両基地公開イベント」を開く。11月1日に開業30周年を迎えることを記念して実施する。

 イベントは普段入ることができない車両基地の内部が間近で見られるほか、車両洗浄線や出入庫線を実際に走行する体験乗車など、多彩なプログラムを用意する。イベントは事前申込制で、定員は3000人。応募多数の場合は抽選となる。各プログラムはそのなかでさらに抽選で当選した人が体験できる。申し込みは同社ホームページで9月24日(水)まで受け付けている。

 会場では車両型目覚まし時計やアクリルキーホルダーなど新オリジナルグッズや、沿線地域企業とのコラボ商品も販売する。

 また、10月1日~12月25日まで、開業30周年記念ロゴをあしらった特別なヘッドマーク車両を運行する。

 このほか、「ゆりかもめ」にまつわる想い出の写真とエピソードを添えた“開業30周年お祝いメッセージ”を9月30日まで募集しており、寄せられたメッセージは公式SNSなどで紹介する予定だ。

「ゆりな」の第2弾キービジュアル

 さらに、30周年を盛り上げる広報担当として誕生した、イメージキャラクター「ゆりな」の第2弾キービジュアルが9月3日(水)から、新橋駅構内や車内などで公開されている。

KNT-CTHD、70周年の感謝込めて 社員参加型プログラム実施

2025年9月5日(金) 配信

70周年記念ロゴ

 KNT-CTホールディングス(小山佳延社長、東京都新宿区)は、9月1日(月)に創立70周年を迎えたことを記念し、社員参加型の記念プログラムを10月から順次開始する。同社グループがこれまで展開してきた「スポーツ事業」「未来創造事業」「地域共創事業」に関連した社員参加型プログラムを実施し、社員一人ひとりの行動を通じて社会貢献をはかる。

 今回の取り組みは、地域や社会への感謝を行動で示すとともに、グループ各社の社員一人ひとりが事業の意義を再認識し、次の時代に向け実践的な学びと行動につなげることが狙い。

給水を担当するボランティア©東京マラソン財団

 「スポーツ事業」では、近畿日本ツーリストがオフィシャルパートナーとして大会運営の一部を受託する「東京レガシーハーフマラソン」で、ボランティア活動を実施する。東京マラソン財団とのパートナーシップや運営ノウハウを生かし、10月19日(日)に開催される東京レガシーハーフマラソンの運営業務に加え、ボランティア活動に社員が参加して大会を支える。

 「未来創造事業」では、教育機関や企業、自治会向けに、平時からの備えの見直しや防災意識の向上を促す「廃校活用防災事業」を10月から展開する。今回のプログラムでは、群馬県桐生市の廃校施設「KIRINAN BASE(旧桐生南高校)」で、社員向けの体験型研修プログラムや実証運営のサポート活動を実施する。

 「地域共創事業」では、11月に重点エリアの一つである「中部山岳国立公園(上高地)」に社員が訪れ、観光資源の現在地を再確認し、清掃活動などを実施する。観光地の持続可能性に実際の行動を通じて向き合い、自然との共生や地域との協働の意識を高める。

 社内プログラムのほか、70周年記念事業の一環として、今年3月から「70周年記念サイト」を公開した。グループ各社が企画した海外・国内旅行やバスツアーのほか、この節目ならではの記念商品やキャンペーン情報も発信している。