埼玉県旅行業協会、浅子会長が留任 国内旅行活性化に向け支援要望へ

2025年6月18日(水) 配信

会場のようす

 埼玉県旅行業協会(浅子和世会長、226会員)は6月17日(火)、大宮 清水園(さいたま市)で2025年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、浅子会長が留任、新たな副会長に島田伊代子氏が就任した。

 浅子会長は国内旅行の振興のため、国のほか、大野元裕埼玉県知事に支援を要望してきたことを報告し、「私も引き続き、働き掛けていく。皆様も地元の県や市町村の議員に国内旅行の支援を求めてほしい」と語った。

浅子和世会長

 今年度は注目度の高いイベント、大阪・関西万博関連の旅行造成や販売をサポートする。地区別のブロックセールス会を初夏~秋に開催し、協定会員と特別協定会員への送客も促す。また、諸物価の高騰を受け、26年度から会費を1万5000円から2万円に値上げする。

 来賓の埼玉県旅行業協会協定会員連盟の椎貝達朗副会長は「1人でも多くのお客様を迎え入れ、喜んで帰っていただくため、これからも埼玉県旅行業協会に尽くしていく。引き続き、指導してほしい」と呼び掛けた。

椎貝達朗副会長

 案内所で組織する埼旅協特別協定会員連盟の酒井禎一会長は埼玉県旅行業協会の会員に日ごろの利用に謝辞を述べ、「今後も業務に一生懸命に取り組んでいく」と話し、引き続きの利用を呼び掛けた。

酒井禎一会長

 同日には(株)埼旅(梶田雅彦社長)も総会を開催した。任期満了に伴う役員改選では、梶田社長の再任を決めた。

梶田雅彦社長

 梶田社長は㈱全旅の取締役も務めることから、全旅クーポンの利用に謝辞を述べ、「多く使用してもらうことで、功労金を得て、旅行業協会に還元できる。全旅クーポンを色々な受入施設で使用できるよう、力を注いでいく」と話し、さらなる利用を求めた。

【速報】25年5月訪日外客数21・5%増の369万人 5月の過去最高更新(JNTO発表)

2025年6月18日(水) 配信

 

 日本政府観光局(JNTO)が発表した2025年5月の訪日外客数(推計値)によると、前年同月比21・5%増の369万3300人と5月の過去最高を更新した。

 一部の市場で祝日やスクールホリデーに合わせた訪日需要の高まりがみられ、中国やフィリピン、米国を中心に大幅に増加した。

 市場別では、インドが同47・9%増の4万3000人と単月で過去最高を記録したほか、韓国(82万5800人)や、中国(78万9900人)、台湾(53万8400人)、米国(31万1900人)など、21市場で5月として過去最高となった。

 一方、出国日本人数は、同14・3%増の107万6800人と前年を上回った。

台湾全旅連・徐銀樹氏が全旅連・井上会長に感謝状 花蓮地震復興へ義援金250万円贈呈で

2025年6月18日(水) 配信

徐銀樹氏(左)から井上善博会長に感謝状が贈られた

 全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会(井上善博会長、1万4618組合員)は6月16日(月)、東京都内で総会を開き、その後、竹芝桟橋からクルーズ船セレブリティ2号に乗船し、2025年全国大会の前夜祭を開いた。

 船上では、台湾全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会前会長、観光産業国際マーケティング協會名誉理事長、台北市観光発展協会副理事長の徐銀樹氏が、台湾花蓮地震の震災復興へ、全旅連が集めた「義援金250万円」を花蓮県政府に贈呈したことを報告し、同政府からの感謝状を井上会長に手渡した。

 徐銀樹氏が語った内容は以下の通り。

 台湾全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会前会長、観光産業国際マーケティング協會名誉理事長、台北市観光発展協会副理事長の徐銀樹でございます。

 日本の全国旅館ホテル生活衛生同業組合連合会第103回全国大会の開催、誠におめでとうございます。本日はこのような素晴らしい大会にお招きいただき心より感謝しております。

 私と全旅連のご縁は、2011年東日本大震災の直後に始まりました。

 翌年の12年岡山県全国大会、13年山梨県全国大会、14年宮城県全国大会、15年佐賀県全国大会、16年東京都全国大会、17年石川県全国大会、18年福岡県全国大会、19年茨城県全国大会と、8年連続で出席しました。また23年愛媛県全国大会にも出席し、今年、東京都全国大会で10回目の出席となります。毎度、全旅連のお招きにより出席した際には、実家に戻り、兄弟親戚の皆さんと会った時のように楽しく幸せに感じています、本当にありがとうございます。

 昨年4月3日、台湾・花蓮で発生した7.8大地震において、全旅連が災害後の花蓮復興支援のために募金活動を行ってくださったこと、花蓮県政府へ250万円の寄付を賜り、心より感謝申し上げます。

 コロナ禍の3年間に、日本全国47都道府県に新たな観光スポットが作られました。24年の訪日外国人旅行者数は3687万人、25年は4000万人を突破するはずです。これは日本の政府、また観光産業の皆様方が力を合わせた結果です。

 24年に台湾から日本に訪れた観光客は604万人となりました。一方、日本から台湾に訪れた観光客は118万人でした。台日観光の差が激しいです。ご列席の皆様の力をお借りしたいので、ぜひご関係者に台湾へのご来訪を推薦ください。応援よろしくお願いします。

 私たち台湾の全旅連は21県市に組合があります。観光または、お仕事で台湾にいらっしゃる時に、ぜひご連絡ください。全力でサポートいたします。

 最後になりますが、全旅連の益々のご発展と日本と台湾の末永い友情、そして本日ご列席の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

 ありがとうございました。

(左から)多田計介全旅連前会長、徐銀樹氏、佐藤信幸全旅連元会長

済州特別自治道と済州観光公社、6年ぶり観光の夕べ 直行便再開で最新情報発信

2025年6月18日(水) 配信

観光関係者が交流をはかった

 韓国・済州(チェジュ)特別自治道と済州観光公社は6月16日(月)、約6年ぶりに東京都内で「2025チェジュ観光の夕べ」を開いた。昨年7月にコロナ禍で運休していた成田空港と済州を結ぶ直行便の運航再開などを受け、アフターコロナの最新情報を紹介。航空会社や宿泊施設、旅行会社など約120人が済州を訪れる日本人観光客の増加に向け懇親を深めた。

 済州は韓国南部にある離島。現在、直行便は成田空港から水・金・日曜日に、関西空港から毎日、それぞれ運航されている。所要時間は2時間ほど。

 済州特別自治道観光政策課の朴貞年(パク・ジョンヨン)課長は、「成田から直行便が再開され2時間ほどでアクセスできるようになった」と交流拡大へ期待を寄せた。「済州の魅力発信などを通じて、さらなる日本人観光客の増加に努めていく。出席者同士の協力関係を構築してほしい」と呼び掛けた。

朴貞年課長

 韓国観光公社の金観美(キム・ガンミ)日本地域センター長は「旅行会社と協力し、家族層を対象にキャンペーンを行う。観光客増加へ魅力を発信し、さまざまな支援を実施する。より関心を寄せてほしい」と語った。

金観美日本地域センター長

 済州観光公社の高昇鐡(コ・スンチョル)社長は「直行便再開によって、24年9月の時点で日本人客は23年1年間の総数を超えた。皆様の協力による需要拡大で、成田からのデイリー運航も可能になる」と期待し、「この場で日本と済州の連携を強化してほしい」と話した。

高昇鐡社長

 日本旅行の阿部公宣海外旅行事業部長は5月末に済州を視察したことを報告し、「食事や自然、歴史、文化、アクティビティなど多様な観光資源を有している。これから多くの日本人に済州の魅力を伝えていきたい」と述べた。

日本旅行の阿部公宣海外旅行事業部長

 乾杯のあいさつに立った阪急交通社の大森賢一メディア営業三部長は「普段話すことがない人と交流を深める機会として、情報収集を行い、商品造成につなげほしい」と呼び掛けた。

阪急交通社の大森賢一メディア営業三部長

トカチカラとギンビスが共同開発 JALUX、十勝ワッフルサンドを発売へ

2025年6月18日(水) 配信

「トカチカラ 十勝ワッフルサンド クリームチーズ風味」

 JALグループの商社である、JALUX(ジャルックス、河西敏章社長、東京都港区)は6月23日(月)から、新商品「トカチカラ 十勝ワッフルサンド クリームチーズ風味」を売り出す。北海道・十勝の魅力を発信するオリジナルスイーツブランド「トカチカラ」とギンビス(宮本周治社長、東京都中央区)との共同開発商品で、新千歳空港と帯広空港のJAL PLAZA、北海道内の観光土産店などで販売する。

 ギンビスが培ってきた「焼き」の技術を生かした薄焼きのワッフルには、十勝・中礼内村のナチュラルチーズ工房「十勝野フロマージュ」の良質でなめらかなクリームチーズを練り込んだ。サクサクしたワッフルのなかには、濃厚なチーズソースをサンドしている。価格は8枚入りで1350円(税込)。

 「トカチカラ」は2021年にJALUXが立ち上げたブランド。これまで、十勝産とうもろこしやジャージーミルクなどを使用したスイーツを展開してきた。同社は「十勝だからこそ味わえる良質で美味しい食材や食品をさらに広めるため、引き続き『トカチカラ』ブランドを通じて十勝の魅力を発信していく」としている。

男性専用カプセルホテルが誕生 長野県塩尻市「信州健康ランド」

2025年6月18日(水) 配信

10階カプセルホテル

 クア・アンド・ホテル(田中翔社長、山梨県甲府市)が運営する長野県塩尻市の「信州健康ランド」はこのほど、男性限定のカプセルホテル(全12床)の提供を開始した。宿泊料金は1泊3900円(税込)からとリーズナブルながら、完全なプライベート空間と充電設備を備えた、これまでにない宿泊スタイルだ。「仮眠室をよく利用する館内利用者」に向けて、快適さを提案する新サービスとして展開する。

信州健康ランド「男性露天風呂」

 従来の仮眠室(日帰り入館料1980円+深夜料金1100円=3080円)では「音が気になる」「人目が落ち着かない」「スマホを安心して充電できない」といった声があり、カプセルホテルではそうした課題を解消した。特徴は敷布団に高級ムアツ布団を使用していること。また、区切られた半個室空間で、周囲の明かりや音が軽減され、落ち着いて就寝できる。全カプセルにコンセントを完備し、スマートフォンなどの充電も安心だ。さらに、館内利用後に「そのまま泊っていきたい」というニーズにも柔軟に対応する。

 登山前後の前泊・後泊にちょうどいい場所と価格のため、登山客にもおすすめ。信州健康ランドは北アルプスや中央アルプスの玄関口である塩尻北IC至近。登山の前日入りや下山後の疲労回復に、カプセルホテルは清潔・快適・経済的な選択肢として活用できる。

 深夜・早朝出発にも対応し、大きな荷物もフロントへ預けられる。大浴場・サウナで疲れた身体をリフレッシュしてみては。

信州健康ランド外観

 このほか、サウナを楽しんだあと、「整ったあとは泊まっていく」ができる新スタイルとしても提案する。サウナ目的で来館した利用客の間でも「サウナのあとに仮眠したい」「帰宅せずに泊まれたら」という声が増えている。カプセルホテルは、サウナ・休憩・宿泊を一気通貫で体験できる施設として機能する。

 サウナ後にそのまま就寝できる導線設計で、パウダールームや共有スペースも利用可。

 予約方法は、公式サイトからネット事前予約、または当日フロント受付(空室状況にもよる)が可能。

 今後の展望について、信州健康ランドでは、「今後もお客様の多様な滞在ニーズに応えられるよう宿泊・温浴・飲食を融合させた『癒しの拠点』として進化を続けていきたい」と抱負を語っている。

京プラ、7月から文化体験ワークショップを開始 外国人客にホテル滞在をより豊かに

2025年6月18日(水) 配信

ワークショップの体験イメージ

 京王プラザホテル(若林克昌社長、東京都新宿区)は7月から、日本人アーティストによる文化体験ワークショップ「Journey into Japan: A Workshop of Cultural Discovery」を新たな体験コンテンツとして定期開催する。宿泊客の8~9割がインバウンドという同ホテルの特性から、外国人客にホテルの滞在時間をより豊かに充実して過ごしてもらいたいと、多様な日本文化に触れられる体験を企画した。

 ワークショップでは、日本の文化や歳時記をテーマに、毎月異なるアート作品を作り上げる。講師は角界の専門家やアーティストを招く。月1~2回の開催を予定しており、本館3階アートロビーで午前10~午後5時の間に行う。料金は体験ごとに異なり、宿泊者は特典として半額で体験できる。

 現在予定されているのは、7月がハワイアンリボンレイチャームまたはハワイアンキルト体験。日本の夏の風物詩である打ち上げ花火をイメージして作品を仕上げていく。開催は7月4、5日。料金は2000円、定員は各日8人。

 8月は1、2日にハンカチ染体験を企画する。上質な綿ローンのハンカチを、輪ゴムや割りばしなど身近な物を使って絞り染めする。夏に必需品のハンカチを多彩な染料で染める体験で、作品はインテリアとしても楽しめるという。料金は3000円、各日8人まで。

 9月は6日のみの開催で、フラワーボックスアレンジメント体験を行う。日本の伝統「重陽の節句」は長寿と健康を願う特別な日を祝い、その意味にちなんだ「菊」を中心にブリザーブドフラワーで彩る。料金は3000円、定員は10人。

 また10月は「日本の秋を飾る。十五夜のはがきかけ体験」、11月は「秋を探す旅 友禅染手ぬぐい体験」、12月は「クリスマスを彩る手作りリース体験」を予定している。詳細は同ホテルホームページに掲載する。

日本バス協会、清水一郎会長を再選 運転者定着の支援要望へ

2025年6月18日(水) 配信

総会のようす

 日本バス協会(会長=清水一郎・伊予鉄グループ社長)は6月13日(金)、東京・経団連会館で2025年度定時総会を開き、任期満了に伴う役員改選で清水会長が再選された。政策要望決議では、運転者の採用と定着に向け、資格取得の助成や待遇改善を進めるために支援措置の拡充と制度の見直しを求め、必要な運賃改定を継続して行い、運転者の賃上げにつながるよう支援を要望する。

清水一郎会長

 清水会長はバス運転者不足が深刻な課題である実情を訴え、特定技能外国人バス運転者に求められる日本語能力要件の引き下げが「自民党の特別委員会で議論の土俵に乗った。スピードアップしていきたい」と語った。

 国は外国人が特定技能資格を有する運転者になる条件に、日本語能力試験「N3」以上と5段階中の真ん中レベル以上を規定している。同協会では、日本語で利用者への説明や緊急時の対応などを補助する「日本語サポーター」の同乗を条件に「N4」(1段階下)も採用できないか見直しを要望する考えだ。

 このほか、自動運転バス(レベル4)や完全キャッシュレスバスの本格運行、国産EVバスの導入促進、本格的なキャッシュレス化、原油価格の高騰に対する支援などの実現に向けた国への要望を継続していく構えだ。

 EVバスはさらなる導入促進をはかるため、自動車税種別割のグリーン化特例と自動車重量税のエコカー減税の5年間延長と、既に登録されているEVバスも対象とするよう拡充を要望する。

 25年度事業計画では、運転者の確保対策や乗合バス路線の維持、貸切バスの公示運賃見直しの対応などのほか、昨年度に策定した「バス再興10年ビジョン」に盛り込まれた内容の具体化の取り組みを進める。

「横浜市営交通カレンダー2026」の掲載写真を募集中 横浜市交通局協力会

2025年6月18日(水) 配信

横浜市営交通カレンダー2026写真募集ポスター

 神奈川県・横浜市交通局協力会はこのほど、「横浜市営交通カレンダー2026」の掲載写真の募集を開始した。市営バス、市営地下鉄の写真を広く募集し、カレンダーを制作する。募集期間は7月24日(木)まで。

 募集している写真のテーマは市営バスか市営地下鉄が写っている写真で季節感のあるもの、横浜の街や人の雰囲気が伝わるものなど。テーマに沿った写真をA4サイズで印刷し、応募用紙を同封のうえ、郵送する。送り先、応募用紙などは協会Webサイトを要確認。

 横浜市生まれの写真家・森日出夫氏による選考・監修のもと、9月中旬に結果を発表。10月1日からカレンダーを発売する予定だ。

ナイトイベントで愛犬と夜更かしを 酒々井アウトレットで7月5、6日にドッグフェス

2025年6月17日(火) 配信

夏の夜にドッグフェス開会

 千葉県・酒々井町の酒々井プレミアム・アウトレットで7月5日(土)、6日(日)に屋外ドッグフェス「 Premium Dog Festa. Summer Night Market」が開かれる。今年3月に初開催したもので、2日間で約1万人を動員した。

 今回は第2弾となり、“犬と夜更かし”をテーマに夕方から夜にかけて実施する。フェスには北海道から鹿児島まで、約185店舗が出店予定で、ショッピングやグルメ、ドッグサービスなどが楽しめる。前回人気を集めたフォトブースは2カ所に拡大して今回も登場する。フォトブースは県内の撮影スタジオ付きドッグカフェ「Bell’s cafe」がプロデュースする。

 時間は両日とも午後3~8時まで。来場者数は1万2000~1万5000人を想定する。