読売旅行協力会、岡崎会長、2期目へ 名誉会長は読売旅行新社長の岩上氏
2025年7月8日(火) 配信

読売旅行協力会(岡崎彌平治会長、893会員)は7月3日(木)、京王プラザホテル(東京都新宿区)で2025年度通常総会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、岡崎氏が会長を再任し、名誉会長を今年6月に読売旅行の社長に就いた岩上秀憲氏が就任した。

岡崎会長は、訪日外国人旅行(インバウンド)客が伸長している地域がある一方で、急増したインバウンド客で「国内旅行客が取り込めなくなる問題も起きている」と指摘。問題の解決を含め、読売旅行との連携を一層強化し、会員施設の宣伝活動や送客促進事業、会員数拡大を目指すなどの事業方針を示した。

来賓で出席した読売旅行の岩上秀憲社長は「協力会との関係は、2人3脚で利益を共有する重要なパートナーである認識に一点の曇りもない。今年はこれまで以上に取り組みを強めて送客を増やし、会員の要望に応えていく」と力を込めた。各支部での商談会や視察研修、イベントの開催などを通じて、積極的に送客を支援したい考えだ。
岩上社長は「協力会にできる唯一無二の恩返しは『会員の皆様への送客』。今後の協力会と当社の結びつきをさらに強固なものにするため、このミッションを確実に積み上げていく」と決意の言葉を述べた。

続いて、読売旅行の阪本健司取締役事業統括本部長は、読売旅行の現状報告と今後の方向性を説明した。このうえで、集客を見込める地域に根差した営業所の復活を視野に入れた活動を検討していると明かした。
コロナ禍により営業所の店舗数を縮小したものの、コロナ禍前から収益性の高かった地域は、日帰り旅行や1泊旅行などのツアーを企画・推進する。阪本部長は「皆様の期待に応えるべく、地域に送客できるように努めていきたい」と述べた。

最後に、読売旅行の河野勝執行役員は「今年度の業績向上が必須のなか、当社の良いところは残しながら時代に合わせて変わっていくことが求められている」と現状を語った。