2025年7月9日(水) 配信
会場のようす
むさしの手配センター(小原寛信社長、東京都立川市)と同社の協力会「むさしの会」(会長=青木由記子・よろこびの宿しん喜若女将)は7月8日(火)、「シーライン東京」のクルーズ船「シンフォニー・モデルナ」で第1回旅創り人の会を開いた。
小原社長はコロナ禍前の2019年まで36年間、旅行会社と受入施設が交流を深める感謝の集いを開催したことを振り返り、「今回は受入施設と旅行会社、当社が強固に親睦を深め、一層の集客に向けて旅行商品を共創していきたい」と趣旨を説明した。
小原寛信社長
また旅行会社に対し、来年に隅田川花火大会を屋形船から観覧するプランを販売していることを紹介。「多くの屋形船運営会社への仕入れは、1艘貸し切りとなっている。旅行会社が1席から発売できるよう、むさしの手配センターでチャーターした」と消費者への販売を呼び掛けた。
そのうえで、「今後も旅行サービス手配業者だからこそできる取り組みを展開していく」と意気込みを述べた。
青木会長は「不安定な国際情勢や物価高のなかでも、旅行に行きたい人は多くいる。お客様とつながるには、宿の魅力発信が必要。旅行会社からの消費者への提案や送客の実現に向けて、意見を交わしてほしい」と語った。
青木由記子会長
旅行会社代表あいさつで、タビューの宇多村純一社長は「旅は人生で欠かせないもの。旅行商品の提供には、宿やバス事業者との協力関係が重要だ。AIやSNSなどが進化するなか、根底にあるのは人と人の付き合い」と話し、「変化する時代の潮流も捉えながら、親交を深め、さらなる発展を目指したい」と述べた。
宇多村純一社長
第1回旅創り人の会では、交流を深めてもらおうと、各テーブルに旅行会社と受入施設が指定された席に座った。受入施設は登壇し、自社の特徴を紹介した。
24年におけるむさしの手配センターでの取扱高上位3社の旅行会社を表彰する特別感謝賞の授与も行われた。1位はさくらツーリスト、2位がニュープリンス観光バス、3位は大洋観光サービスとなった。