済州特別自治道と済州観光公社、6年ぶり観光の夕べ 直行便再開で最新情報発信
2025年6月18日(水) 配信

韓国・済州(チェジュ)特別自治道と済州観光公社は6月16日(月)、約6年ぶりに東京都内で「2025チェジュ観光の夕べ」を開いた。昨年7月にコロナ禍で運休していた成田空港と済州を結ぶ直行便の運航再開などを受け、アフターコロナの最新情報を紹介。航空会社や宿泊施設、旅行会社など約120人が済州を訪れる日本人観光客の増加に向け懇親を深めた。
済州は韓国南部にある離島。現在、直行便は成田空港から水・金・日曜日に、関西空港から毎日、それぞれ運航されている。所要時間は2時間ほど。
済州特別自治道観光政策課の朴貞年(パク・ジョンヨン)課長は、「成田から直行便が再開され2時間ほどでアクセスできるようになった」と交流拡大へ期待を寄せた。「済州の魅力発信などを通じて、さらなる日本人観光客の増加に努めていく。出席者同士の協力関係を構築してほしい」と呼び掛けた。
韓国観光公社の金観美(キム・ガンミ)日本地域センター長は「旅行会社と協力し、家族層を対象にキャンペーンを行う。観光客増加へ魅力を発信し、さまざまな支援を実施する。より関心を寄せてほしい」と語った。
済州観光公社の高昇鐡(コ・スンチョル)社長は「直行便再開によって、24年9月の時点で日本人客は23年1年間の総数を超えた。皆様の協力による需要拡大で、成田からのデイリー運航も可能になる」と期待し、「この場で日本と済州の連携を強化してほしい」と話した。
日本旅行の阿部公宣海外旅行事業部長は5月末に済州を視察したことを報告し、「食事や自然、歴史、文化、アクティビティなど多様な観光資源を有している。これから多くの日本人に済州の魅力を伝えていきたい」と述べた。

乾杯のあいさつに立った阪急交通社の大森賢一メディア営業三部長は「普段話すことがない人と交流を深める機会として、情報収集を行い、商品造成につなげほしい」と呼び掛けた。
