ホテル勝保(伊香保温泉)、破産手続き開始決定受ける(帝国データバンク調べ)

2026年8月24日(月) 配信

 ホテル勝保(鈴木恵美子代表、群馬県渋川市)は8月5日(水)、前橋地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約3億3500万円。

 同社は1972(昭和47)年5月に設立された。伊香保温泉街で温泉旅館「お宿 かつほ」(客室数14室)を運営し、2000年代初頭には年間収入高約9000万円を計上していた。

 しかし、温泉設備の老朽化や同業者との競合から稼働率の低迷が続いたほか、20年以降は新型コロナの影響で宿泊客数が大幅に減少した。

 コロナ禍の収束後も以前の水準には戻らず、25年9月期の年間収入高は2000万円以下に落ち込み、食材価格や人件費、エネルギーコストの上昇が負担となって収益性も悪化していた。

 「多額の借入金を抱えて厳しい資金繰りが続くなか、26年3月に旅館不動産が競売により第三者に売却され、同年5月末までに事業を停止していた」(帝国データバンク)としている。

「仁淀ブルー体験博2026」9月26日から開催、6市町村で57の体験プログラム

2026年8月24日(月)配信

仁淀川流域の自然や文化の魅力発信

 高知県中部仁淀川流域の地域連携DMO・仁淀ブルー観光協議会は9月26日(土)から11月29日(日)まで、同流域の6市町村(土佐市、いの町、仁淀川町、佐川町、越知町、日高村)で、「仁淀ブルー体験博2026」を開催する。今年で6年目を迎え、昨年に続き過去最多となる57プログラムを用意し、流域が一体となって地域の自然、食、文化、人の魅力を体験型コンテンツとして発信する。

 同イベントは、仁淀川の象徴ともいえる「仁淀ブルー」を生かしたリバーアクティビティをはじめ、土佐茶や土佐酒などの食、釣りやトレッキング、まち歩き、和紙づくりなど、地域資源をテーマに多彩なプログラムを展開する。「もっとここで過ごしたくなる」をキーワードに、観光地を訪れて見るだけではなく、地域の日常や人との交流まで含めて滞在そのものを楽しんでもらう狙いだ。

 注目プログラムの1つが「気の向くままに、仁淀川。水上さんぽ体験」。SUPとカヌーを融合したオリジナルアクティビティ「ZAB(ザブ)」とSUPの両方を楽しめるプログラムで、水上から仁淀川の風景を楽しむ。9月26日(土)と10月10日(土)に各日2回実施し、料金は3000円、各回定員17人。

 11月3日(火・祝)、4日(水)の「錦にうかぶつりばしかふぇ」も注目。秋色に染まるダム湖と石鎚山系を望む吊り橋の上で、期間限定のビュッフェを楽しむ特別企画。高知県産ジビエや地域食材、自家菜園の野菜を使った料理、パスタ、ケーキなどを提供する。1組2人分で12,000円。各日4回実施で、各回2組限定。

 アウトドア・まち歩きでは、「クリスタルグリーンの岩屋川渓谷の上空を飛ぶジップラインと、茶農家のおもてなし」を実施。日本初とする絶叫吊り橋を渡り、翡翠色の清流を眼下にジップラインで滑空した後、茶農家と渓谷を散策し、沢渡茶を味わう。10月4日(日)、17日(土)、11月7日(土)、15日(日)に開催し、料金は9800円、各日定員10人。

 予約は、公式ウェブサイトで8月28日(金)正午から、電話では8月29日午前10時から受け付ける。全57プログラムの詳細は「仁淀ブルー体験博2026」公式サイトで公開している。

電動船「HARMO艇」のクルーズ商品募集、水上観光の新たな魅力創出、徳島市

2026年8月24日(月)配信

水都とくしまの魅力アップへ

 徳島市は、昨年度導入した電動のひょうたん島周遊船「HARMO(ハルモ)艇」を活用したクルーズ商品の企画を募集している。食事や体験、エンターテインメントなど、一般客や観光客が船上で楽しめる商品を対象とし、水都・徳島の新たな観光コンテンツの創出につなげる。

 HARMO艇は、ヤマハ発動機が開発した次世代の電動操船システムを搭載した船。電動ならではの静粛性が特徴で、平均時速6~7キロ程度で水上をゆっくり航行する。街並みや水辺の景観を楽しみながら、船上で会話や食事を楽しめるよう、テーブルやベンチも備えている。

 今回の募集では、旅行業者のほか、ホテル、飲食事業者などを対象に、HARMO艇を活用して自ら企画・実施するクルーズ商品を募る。発着場所は新町橋河畔桟橋とし、利用時間は午前10時から午後8時までの間で2時間以内。利用定員はスタッフを含め10人までとなる。

 採択された企画については、電動船「HARMO艇」の借上料と新町橋河畔桟橋の利用料を市が支援する。採択商品は市公式ウェブサイトやSNSでPRする。

 応募にあたっては、船舶の利用が旅行業法上の「運送サービス」に該当する場合、旅行業の免許が必要となる。クルーズ商品に必要な経費については、船艇・桟橋利用料を除き、参加者が負担することが条件。今後、事業者が自走して継続できる商品であることも求めている。複数回応募する場合は、それぞれ異なる企画内容とする必要がある。

 応募期限は12月4日まで。ただし、予算の上限に達した時点で募集を終了する。申し込みは、運航予定日の3週間前までに専用フォームから行う。

定山渓 鹿の湯・花もみじ、「願掛けお月見飾り」 8月25日から

2026年8月24日(月)配信

願掛けお月見飾り(イメージ)

 北海道・定山渓温泉の「定山渓 鹿の湯・花もみじ」は8月25日(火)~10月31日(土)まで、願いを丸い短冊に込めて館内を彩るイベント「願掛けお月見飾り」を開く。

 期間中、館内の特設会場に満月を想わせる黄色とお月見団子のような白色の丸い短冊を用意する。短冊には、家族への感謝や旅の記念、これからの夢など、心に浮かぶ素直な言葉を何枚でも自由に書ける。

 宿泊者のほか、日帰り温泉の利用者や散策中に同旅館へ立ち寄った人など、誰でも気軽に参加できる。参加無料。願いが書かれた短冊は、イベント終了後に神社へ祈祷・奉納するという。

 開催時間は午前7時~午後10時。定山渓鹿の湯4Fのイベント広場で開催する。

猪苗代観光協会、「猪苗代湯めぐりパス」発売 スマホで気軽に温泉巡り

2026年8月24日(月)配信

税込2000円で2400円分の入浴に利用できる

 福島県の猪苗代観光協会は8月17日(月)、猪苗代町内の温泉をお得に楽しめる電子クーポン「猪苗代湯めぐりパス」を売り出した。税込2000円で2400円分の入浴に利用できる電子クーポン。スマートフォンから購入・利用でき、対象施設を自由に組み合わせながら温泉巡りを楽しめる。

 1枚のパスを複数人で共有でき、家族やグループでの温泉巡りにも利用できる。また、発行から180日間有効のため、1回の旅行で使い切れなかった場合も、期限内の再訪時に利用できる。

 猪苗代町内の対象温泉施設は、森の旅亭 マウント磐梯(横向温泉)、磐梯名湯リゾート ボナリの森(中ノ沢温泉)、ヴィライナワシロ(磐梯猪苗代はやま温泉)、猪苗代観光ホテル(同)、玉の湯旅館(翁島温泉)、ホテルリステル猪苗代(猪苗代温泉)――6施設(8月17日現在)。

「もてなし上手」~ホスピタリティによる創客~(187) ここでもう一度「価値の創り方」 〝どんな時間を提供するか〟

2026年8月23日(日) 配信

西川丈次のもてなし上手

 「いつもこの辺りのお席をご利用されていましたが、こちらでいかがでしょう」。案内されたその席は、私が以前から気に入っていた場所です。会場全体を見渡すことができ、お客様の笑顔やスタッフの動きが自然と目に入ります。空いていればいつもその席を選んでいました。そこは東京ステーションホテルの朝食会場「アトリウム」です。

 この場所で朝食をいただくのは、およそ5年ぶりでした。久しぶりの訪問にもかかわらず、スタッフの方は私の好みの席を覚えていてくださったのです。

 覚えていてくれた。それがどれほど利用者を感動させるものであるか。サービス業において、人はサービスそのものだけではなく、自分を覚えてくれたという体験に深く感動するものです。その日も、そのお気に入りの席から会場全体を眺めながら朝食を楽しんでいました。

 すると、あることに気付きました。それは、他のホテルの朝食会場ではあまり見ることのない光景でした。

 お客様同士が楽しそうに会話をされているのはもちろんですが、それ以上に、多くのお客様がホテルスタッフと自然な笑顔で会話をしているのです。

 一般的に多くのホテルの朝食会場では、スタッフはとても忙しく働いているため、お客様と会話を楽しんでいる姿を見る機会は多くはないのです。

 東京ステーションホテルでは、スタッフの皆さんは笑顔で会場内を歩き、お客様同士の会話を邪魔しない絶妙なタイミングを見計らいながら自然に声を掛けています。

 「昨夜はゆっくりお休みになれましたか」「今日はどちらへお出掛けですか」――そんな何気ない一言から会話が始まり、お客様の表情がさらに明るくなる。そのようすを見ているだけで、会場全体に温かな空気が流れていることが伝わってきました。

 朝食には、本来は料理の美味しさや品数は大切です。近年、多くのホテルが朝食に力を入れ、地元食材を取り入れたり、ライブキッチンを設けたりと料理の価値を高める工夫をしています。しかし、お客様の記憶に残るのは料理だけではありません。誰と、どんな時間を過ごしたかであり、その体験そのものが価値となるのです。

 サービス業は、商品や設備だけで差別化する時代ではありません。人が生み出す空気、人がつくる時間、人だからこそ届けられる感動。その積み重ねが、また来たいという気持ちを生み出します。お客様は料理を食べに来ているのではなく、心地よい時間を過ごしに来ているのです。朝食会場で改めて感じたのは、サービスの本当の価値は、何を提供するかではなく、〝どんな時間を提供するか〟にあるということでした。

 

コラムニスト紹介

西川丈次氏

西川丈次(にしかわ・じょうじ)=8年間の旅行会社での勤務後、船井総合研究所に入社。観光ビジネスチームのリーダー・チーフ観光コンサルタントとして活躍。ホスピタリティをテーマとした講演、執筆、ブログ、メルマガは好評で多くのファンを持つ。20年間の観光コンサルタント業で養われた専門性と異業種の成功事例を融合させ、観光業界の新しい在り方とネットワークづくりを追求し、株式会社観光ビジネスコンサルタンツを起業。同社、代表取締役社長。

 

 

津田令子の「味のある街」「ミニどら」――青山紅谷(東京都港区)

2026年8月22日(土) 配信

青山紅谷の「ミニどら」1個 300円▽東京都港区南青山2-17-11▽☎03(3401)3246。

 夏の陽射しを浴びながら青山を歩いていると、かき氷ののぼりが目に入る。小さな庭の向こうにある創業1923(大正12)年の紅谷にふと足を止める。多くの人々が集まる流行りの街にも、長い時間を刻んできた老舗があることに気づく。

 老舗の魅力は、商品だけではない。店先で交わされる何気ない会話や、包みを受け取るときの優しい笑顔にも、この店が長く愛されてきた理由が感じられる。こうした積み重ねが街に暮らす人にも、旅人にも心地よい記憶を残していくのだろう。

 大正時代から受け継がれてきた和菓子づくりは評判を呼び、列を作ることもしばしば。ガラスの棚に並ぶミニどらや、蕨餅、季節の和菓子には、派手さではなく丁寧な仕事と温もりが感じられる。

 青山には世界的なブランドショップや新しいカフェが次々と誕生している。一方で、こうした老舗が変わらぬ暖簾を掲げ、昔と変わらぬ味を守り続けていることに、この街の奥深さを感じる。

 そして、流行を追いかけるだけではない、人々の暮らしに寄り添う時間が積み重なっているからこそ、何度訪ねても新しい発見を与えてくれる。

 歩く人の足を止め、店先をのぞき込み、小さな包みを手にして帰っていく――。その何気ない日常の風景こそが、長い年月をかけて街の魅力を育ててきたように思えた。新しいものが次々と生まれる一方で、こうした老舗が街の記憶を支えているのだろうと思う。 

 青山紅谷には、小さいながらもイートインスペースもある。お気に入りの一品を、その場でいただくこともできる。

 3代目が考案したという1つ300円のどら焼きは、値段以上に長く受け継がれてきた味を届けてくれる。日持ちは3日間。手のひらに収まる小ぶりサイズなので、お持たせにも適している。そんな一品に出会えるのも、街歩きの楽しみである。

 味のある街とは、古い建物が残る街ではない。人が育み、受け継いできた時間が流れている街だからこそ、また歩いてみたくなるのである。

(トラベルキャスター)

 

関西大学と明日香村、「飛鳥・藤原の宮都」世界遺産登録記念シンポ開く(8月30日)

2026年8月21日(金) 配信 

「飛鳥・藤原の宮都」の世界文化遺産登録を祝う市民や関係者

 関西大学と奈良県・明日香村は8月30日(日)、「飛鳥・藤原の宮都」が7月26日に世界遺産に登録されたことを記念し、「飛鳥史学文学講座」で特別シンポジウムを開催する。会場は明日香村中央公民館。第一線の研究者のほか、関西大学理事長や学長、明日香村長らが登壇し、世界遺産登録の意義と、保存・研究・地域活性化の未来への展望を語る。

 1975年に開講した「飛鳥史学文学講座」は、今年で52年目、通算500回を超え、延べ約11万人が受講した関西大学を代表する公開講座。通常は講師1人による講演形式で実施しているが、今回は「飛鳥・藤原の宮都」の世界遺産登録を記念した特別企画として、シンポジウム形式で開催。登録後初めて、多様な立場から世界遺産の価値や今後の保存・活用について議論する。

 基調講演には、明日香村文化財顧問で東京学芸大学名誉教授の木下正史氏が登壇し、「飛鳥・藤原の宮都」の歴史的価値や世界遺産登録の意義について講演する。

 続く鼎談では、関西大学の芝井敬司理事長、高橋智幸学長、客員教授でもある森川裕一明日香村長が登壇。さらに対談では、関西大学名誉教授の米田文孝氏と明日香村教育委員会文化財課課長補佐の西光慎治氏が、保存・研究・地域づくりの視点から飛鳥の未来への展望を語る。

 開催時間は午後1~3時の2時間。受講料は特別シンポジウムのみ1000円、明日香村在住者と講座に興味のある中高生や関西大学在学生は無料。申し込みは開講日に会場の講座受付から。

KNT-CTHD、恩納村と連携協定 地域と住民生活の向上で

2026年8月21日(金) 配信 

締結式での恩納村の長浜村長(左)と、KNT-CTホールディングスの小山社長

 KNT-CTホールディングス(小山佳延社長、東京都新宿区)は8月18日(火)、沖縄県・恩納村(長浜善巳村長)と包括連携協定を結んだ。恩納村の観光資源を活用した関係人口の増加や、相互の情報共有による需要の把握と活用を推進。観光振興をはじめ、地域活性化と住民生活の向上を目指す。

 同協定により、観光・イベントを通じた観光振興、産業・経済・文化・歴史・スポーツの振興、地域の魅力発信や地域経済の活性化、国内外向けの旅行商品・観光商品の企画開発や販路拡大など、目的達成に必要な事項を実施していく。

 同日に恩納村で締結式が行われ、KNT-CTホールディングスの小山社長、恩納村の長浜村長が出席した。

ビッグホリデー、26-27スキー・スノボツアーを先行販売 マイカー商品を追加

2026年8月21日(金) 配信

年末年始は早めの予約がおすすめ

 ビッグホリデー(岩崎弘利社長、東京都文京区)は8月20日(木)、2026-2027シーズンのスキー・スノーボードツアーの先行販売を始めた。今シーズンは新たに「マイカーツアー」商品を加えた。

 販売するツアーは、朝発バス、新幹線、マイカーの3タイプ。今シーズンは新たに「マイカーツアー」商品を追加し、竜王スキーパーク(長野県・山ノ内町)、北志賀小丸山(同)、雫石スキー場(岩手県・雫石町)などを対象にする。

 基本代金は、朝発バスの竜王スキーパークが1万9100円~7万900円、北志賀小丸山が1万9300円~5万7800円。新幹線の雫石スキー場は4万3900円~15万8400円、志賀高原全山(山ノ内町)は3万6300円~16万6100円。マイカーではEN RESORT Grandeco(福島県・北塩原村)が1万5300円~6万9800円、蔵王温泉スキー場(山形県山形市)が1万9500円~15万6400円となる。商品詳細と予約は先行販売特集ページで受け付ける。

 同社によると、年末年始や休日などは予約が集中しやすく、人気ホテルや客室タイプは早期に満席となる傾向がある。昨シーズンは年末年始期間の約70%が11月までに予約された。