HIS26年度第1四半期、営業益2%増の53億円 全セグメントで増収を達成
2026年3月16日(月) 配信
エイチ・アイ・エス(HIS、澤田秀太社長)が3月13日(金)に発表した2026年度第1四半期(25年11月1日~26年1月31日)連結決算によると、売上高は前年同期比8・5%増の1012億3900万円、営業利益は同2・2%増の53億2400万円、経常利益は同2・1%減の51億6100万円、当期純利益は同2・5%減の34億2700万円となった。
全セグメントで増収を達成。このうち、ホテル事業が活況な訪日客や底堅い国内の需要を捉え、第1四半期で過去2番目の営業利益となり、連結決算の増益を牽引した。さらに、旅行事業は年末年始に日本発の海外旅行の需要を取り込み、主要旅行会社44社の12月取扱高において首位だった。
具体的にホテル事業は活況な訪日客の需要を取り込んだほか、13軒を展開する台湾でグローバルな集客を行い、堅調に推移した。この結果、売上高は同14・4%増の74億7500万円、営業利益は同42・3%増の17億6800万円となった。
旅行事業は、売上高が同8・2%増の836億7500万円、営業利益は同10・2%減の36億3800万円。日本発の海外旅行の12月取扱高が堅調だったことをはじめ、海外の旅行事業で欧州からのインバウンド需要が好調だった。給与のベースアップと従業員の増加などの人材投資や、欧州方面の為替変動に影響を受けて、営業利益は減益となった。
26年度通期は、売上高と営業利益共に好調である一方、中東情勢などの地政学リスクを踏まえ、12月に発表した予想を据え置いた。
同日に開いた決算説明会で澤田秀太社長は中東情勢について、「混乱が始まる前の2月27日時点で、3~4月の取扱高は前年同月比14%増だったが、情勢変化による取消で、直近では前年同月比8%増と6ポイント減少している」と語った。そのうえで、「中東方面から他方面への代替提案を積極的に行うことで、機会損失の最小化をはかっている」と述べた。
総括として、パスポートの申請手数料が最大7000円割り引かれることや、9月のシルバーウイークなどに触れ、「夏の予約を最大化するため、キャンペーンを実施するなど積極的な営業活動を通じて、業績の積み上げをはかる。1月からの(社長を含めた)新たな経営陣で、日本人の海外旅行における圧倒的ナンバーワンを目指す」と述べた。







