集客拠点化と高級ホテル進出、アリーナ開業効果広がる、サンポート高松地区
2026年1月29日(木)配信

香川県高松市のJR高松駅北側のサンポート高松地区が、交流・滞在型観光の拠点として存在感を高めている。その中核となるのが、2025年2月に開業した中四国最大級の多目的施設「香川県立アリーナ(愛称:あなぶきアリーナ香川)」だ。アリーナを軸にエンターテインメント、スポーツ、宿泊開発が連動する動きが鮮明になってきた。
あなぶきアリーナ香川は、メインアリーナ、サブアリーナ、武道施設で構成。外観は瀬戸内海に面した立地を生かし、高さを抑えた大小2つの正円が連なる独創的なデザインで、柔らかな曲線が多島美と調和する。メインアリーナは固定席5024席(車いす席28席)を備え、仮設席を含めると最大1万人を収容。国際競技大会や大型コンサート、プロバスケットボールの公式戦など、多彩なイベント需要を見込む。開業後は、サザンオールスターズやMISIAら著名アーティストのライブも開催され、全国からの来訪者が増加している。
観光コンテンツの拡充も進む。昨秋には、アリーナの屋根を舞台にした大規模プロジェクションマッピング「あなぶきアリーナ香川 プロジェクションマッピング 2025 Halloween」を開催した。県立アリーナを活用した観光コンテンツづくり事業実行委員会が主催し、演出は一旗(東山武明社長、愛知県名古屋市)が手掛けた。幅約200メートルに及ぶ屋根全面に、ハロウィンのキャラクターや地球・月など、ダイナミックなデジタルアート映像を投影。高松の新たなシンボル施設と最先端デジタル技術のコラボレーションは、新しい観光コンテンツの誕生となった。
2月13~15日の3日間には、バレンタインプロジェクションマッピング(仮)も実施予定となっている。3月15日に初開催となる「かがわマラソン」では、アリーナがスタート・ゴール地点となる。大会アンバサダーには福士加代子さん、ランニングインフルエンサーの三津家貴也さんらゲストを迎え、ランナーの前後泊や観光消費の拡大が見込まれている。
さらに、世界各地でラグジュアリーホテルを展開する「マンダリン オリエンタル ホテル グループ」は27年夏、アリーナ隣接地に「マンダリン オリエンタル 瀬戸内 高松」を開業予定。地上13階・地下1階建て、客室数92室とし、レストランやバー、スパ、ウェルネス施設を備える。瀬戸内海を望む上質な滞在空間を提供し、富裕層やインバウンド需要の取り込みをはかる。
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