塩屋崎観光(福島県いわき市)、自己破産申請へ(帝国データバンク調べ)
2026年2月13日(金) 配信

塩屋崎観光(小松正樹社長、福島県いわき市)は2月2日(月)までに事業を停止し、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は2025年8月期末時点で約8億3100万円だが、「変動している可能性がある」としている。
同社は1975(昭和50)年6月創業、77(昭和52)年10月に和風レストラン塩屋崎の商号にて法人改組された観光ホテルの運営業者。
89年12月に現商号に商号変更し、92年7月に総工費約6億円を投じてオーシャンビュー露天風呂付きの「ホテル塩屋崎」を開業。2001年8月期には、年間収入高約3億円を計上していた。
しかし、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故による風評被害、コロナ禍以降の宴会需要の減少などの影響で集客に苦戦し、22年8月期の年間収入高は約9700万円に落ち込んでいた。
その後は、自治体の観光施策の強化などで24年8月期の年間収入高は約1億6500万円に回復していたが、「ホテル建設時の借入金負担が重く、厳しい経営を余儀なくされていた」(帝国データバンク)という。金融機関から返済条件の緩和措置を受けながら運営を行っていたが、「社会保険料や租税公課の負担もあり、先行きの見通しが立たなくなった」(同)としている。





