セイマチ(福井県・あわら温泉)、破産手続き開始決定受ける(帝国データバンク調べ)
2026年2月9日(月) 配信

セイマチ(旧商号:泰平閣、美濃屋眞知子代表、福井県あわら市)は1月15日(木)、福井地裁に自己破産を申請し、23日に破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約18億5700万円。
同社は1956(昭和31)年創業、79(昭和54)年7月に法人改組された。あわら温泉街の西端に立地し、82年に約9億円を投じて新館を建設。それ以降も増改築を重ねて客室数55室、収容人数280人を擁する大規模な温泉旅館「みのや泰平閣」を運営していた。
積極的なテレビCMのほか、94年には他のホテルを買収して業容を拡大。福井県内の個人顧客や関西圏・中京圏・首都圏からの団体客を中心に、2002年6月期には年間収入高約7億2000万円を計上していた。
しかし、長引く景気低迷で団体客利用が減少し、2012年6月期の年間収入高は約2億7000万円に落ち込んだ。
この間、「設備投資やホテル買収の大型投資が資金面で負担となり、2008年3月にメイン行からの借入金がファンドなどへ譲渡されていた」(帝国データバンク)という。その後、16年7月に新設分割により設立した「みのや」へ旅館事業を移管していた。
なお、みのやが運営する「みのや泰平館」は通常通り営業している。




