グランビスタ、7月に沖縄・恩納村、8月宮城・松島に新ホテル より深い地域との共生はかる
2026年2月6日(金) 配信

グランビスタ ホテル&リゾート(荒井幸雄社長、東京都千代田区)は2月5日(木)、東京都内で新規ホテル開業に伴う事業戦略発表会開いた。同社は7月、沖縄県・恩納村に「BLISSTIA SUITES&RESORT 沖縄恩納村」を、8月には宮城県・松島町に「YOKI MATSUSHIMA」を開業する。タイプは異なるが、いずれも高価格帯の設定。同社は新規開業でより深い地域との共生をはかっていきたい考え。
同社は1958年に北海道の観光開発を行う企業として創業以来、地域貢献を使命としてきた。2030年に向けたビジョンとして「地域の価値で、未来を変えていく」を掲げており、地域が持つ潜在的な魅力を掘り起こし、現在のゲストが求める価値へ再定義することを目指す。

事業の説明に立った荒井社長は「我われは単一カテゴリーに留まらない展開をしている。そのなかで、施設は単なる宿泊場所やアミューズメントではなく、その土地の歴史や食、文化を映し出す“メディア”と考えている。地域の一員になることを目指し、地域共生を事業の柱としている」と語った。
そのなかで、恩納村の施設は分譲タイプの「コンドミニアム型」、松島は「スローラグジュアリー」として展開する。なぜこのカテゴリーを選択したかについて、荒井社長は建設コストの高騰で従来の単価では収益性の確保が難しいことに加え、これまでの同社の施設では取りこぼしていた層へのアプローチを強化する狙いがあると明かした。両施設は、「こだわりを持ち、体験価値や優越感の実感、価値の共有を求める人たち」の利用を想定し、「ミドルエイジ カップル」をターゲットに据える。荒井社長は「マスから個への転換をはかり、一人ひとりとの接点を厚く、ニーズをウォンツに変えていきたい」と意気込んだ。
恩納村では、ホテルで過ごす時間を五感に訴え、沖縄の自然や文化に溶け込む体験として提供していく。沖縄を訪れる観光客のほとんどがリピーターであり、従来の観光名所は行き尽くされていることから、その土地ならではの暮らしや文化に触れる旅が求められている。そこで、「ランドリケーション」をキーワードに掲げ、ホテルが地域と宿泊客の関係性をコーディネートする。地域事業者を「ランドリケーションサポーター」と位置づけ協業をはかり、暮らしの視点で地域の魅力を伝えてもらう。
会見では沖縄焼きの陶芸家・玉田彰氏をサポーターとして紹介。ホテル近隣で「青風窯」を主宰する同氏は、沖縄サミット開催時の首里城晩餐会の器を制作するなど、活躍している。「ホテルの理念に共感した」という同氏のもと、ホテル建設時に出土した赤土を活用した陶芸体験をオリジナルプランとして提供する予定だ。
松島では滞在時間の短さなどの観光課題があるなか、同社の施設は同地域で約20年ぶりとなる新規開業となる。「ローカルフォーカス」をキーワードに、「体験」「食」「空間」の3つを軸に、ゆっくりと松島の価値を堪能してもらうような上質な滞在を提供していく。体験を通じ、地域課題の解決や松島を起点にその先の地域への訪問も促したい考え。地域の提携先としては、地元の土や葉など天然素材にこだわった器を追求する「三輪田窯」窯主の陶芸家・亀山英児氏を迎える。
□「BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村」

「BLISSTIA SUITES & RESORT 沖縄恩納村」(沖縄県国頭郡恩納村字前兼久マガイ原497―6)はサンケイビル、東急不動産、日鉄興和不動産が開発を進めるホテルコンドミニアムで、2月6日(金)から一般発売を開始した。運営はグランビスタ ホテル&リゾートが担う。宿泊予約はホテル公式サイトからすでに受付を開始している。ホテル開業日は7月15日(水)。客室数は139室。客室料金例は1泊2人素泊まりで9万2000円など。
□「YOKI MATSUSHIMA」

「YOKI MATSUSHIMA」(宮城県宮城郡松島町松島字東浜5-3)は旧リゾートホテル「ホテル海風土(うぶど)」を事業継承し、全面リニューアルする。開業予定は8月。客室数は26室で、全室オーシャンビュー・温泉付のラグジュアリーホテル。予約は2月5日(木)から開始した。料金例は1泊2人2食付きで14万円など。


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