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箱根・岡田美術館 特別展「愛でたい美術 -絵画とやきものに見る幸せのかたち-」12月14日(日)から

2025年10月23日
営業部:鈴木 克範

2025年10月23日(木)配信

紅白梅図屏風(部分)

 箱根・小涌谷の岡田美術館(神奈川県・箱根町)は、2025年12月14日(日)~2026年6月7日(日)まで、特別展「愛でたい美術 –絵画とやきものに見る幸せのかたち-」を開催する。狩野探幽「舜王・娥皇・女英図」や尾形光琳「寿老人図」など、見ているだけで幸せになれる、めでたいモチーフが愛らしく表現された絵画とやきものを一堂に展示する。

 美術作品には古来より、 幸せへの願いを込めて、延命長寿や子孫繁栄、家内安全など、さまざまなモチーフが表されてきた。これらは、不老長寿の「仙人」や霊獣とされる「龍」、めでたい兆しとして姿を表すという「鳳凰」、千年生きるといわれる「鶴」、ともに冬の寒さに耐えることから「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼ばれ、やがて縁起物とされた「松竹梅」、花の王と呼ばれる富貴の象徴「牡丹」など、伝説上の生き物から身近な動植物まで多岐に渡る。単独で描くだけでなく、いくつかを組み合わせることで複合的な意味をもち、めでたさが一層強まるとされる。

 見どころの1つ、「松竹梅-絵とやきものの競演-」コーナーでは、松竹梅に見る絵とやきものの表現の違いを紹介する。松・竹・梅は、それぞれめでたい意味をもつモチーフだが、それらを組み合わせた「松竹梅」は、中国で「歳寒三友」と呼ばれ、高貴の象徴として好まれた。日本でも、室町時代から松竹梅の組み合わせが描かれるようになり、江戸時代以降、慶賀のモチーフとして盛んに登場する。おもな展示は、ひとつの枝から紅梅と白梅が咲く珍しい姿を描いた「紅白梅図屏風」や松竹梅に菊を加えてめでたさを強調した「色絵松竹梅文徳利」など。 このほか、鳳凰や鶴など、めでたい鳥を描いた絵画、寿老人や風神雷神など、厳かな神様の愛嬌ある姿を紹介するコーナーなどを企画している。

 12月31日(水)、1月1日(祝)は休館。 

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