2026年、富士急に「サンエックスエリア(仮称)」開業 リラックマやすみっコなど人気キャラ集結
2025年10月21日(火) 配信

富士急行(堀内光一郎社長、山梨県富士吉田市)が運営する富士急ハイランドに2026年、「サンエックスエリア(仮称)」が開業する。「リラックマ」「すみっコぐらし」など、サンエックス(千田洋史社長、東京都千代田区)が手掛ける人気キャラクターの世界観が楽しめるエリアで、同社が常設でテーマパーク内にエリア設置を行うのは今回が初めて。
両社が10月21日に東京都内で開いた「サンエックスユニバース&富士急ハイランドサンエックス新エリア開業発表記者会見」で明かしたもので、幅広い世代がそれぞれのスタイルで楽しめる「新しい体験型テーマパーク」を目指す。
新エリアのコンセプトは「キャラクター×癒し×遊園地=『カワイイ』の化学変化」で、「リラックマ」や「すみっコぐらし」たちがアトラクションになって登場する。アトラクションのほか、グッズや飲食メニュー、フォトスポットなど没入感あふれる空間を演出していく。常設エリアとして、周年イベントや新作、映画などとの連動企画を随時行い、飽きさせない工夫も意識する。
富士急行の堀内基光常務は「これまで絶叫系やお化け屋敷など、『唯一無二』の体験を提供してきたが、より幅広い世代や国内外問わず愛される施設になるため、多様な楽しみ方を提案していく」と狙いを語った。サンエックスのキャラクターは小さい子供から大人の女性、またアジア圏を中心に海外でも人気が高いため、「新エリアはインバウンドのお客様にも喜んでもらえると確信している。近年、富士急ハイランドはカルチャーの発信拠点として進化を遂げており、集客力の向上がはかれる」と期待したうえで、「富士五湖エリア全体の経済効果を高めていきたい。もう一段上のステージを目指していく」と意気込んだ。
新エリアの場所や広さ、アトラクション数など詳細は未発表。オープンまで随時情報を発表していくという。
サンエックスの鈴木正人常務は現在、キャラクター事業には多くの事業者が参入するなか、老舗の同社は「1000を超えるキャラクターを生み出し、年間の売り上げは1000億円にのぼる。長く愛されているキャラクターがいることが強み」とした。同社のパーパス「ずっといっしょに」を紹介したうえで、「キャラクターと周りのすべての人と成長していきたい」と述べ、キャラクターのファンとのタッチポイントを増やし、関係性を高めていくための施策として、テーマパーク事業などを展開していくと紹介した。
会見にはサンエックスのファンという俳優の本田望結さんも登場。とくに好きなキャラクターへの愛などを語り、会場を和ませた。





