ハーモニーランドのリゾート化構想発表 大分の自然や温泉とサンリオのエンタメを融合
2025年12月12日(金) 配信

サンリオ(辻朋邦社長、東京都品川区)と大分県のテーマパーク「サンリオキャラクターパーク ハーモニーランド」を運営する、サンリオエンターテイメント(小巻亜矢社長、東京都多摩市)は12月8日(月)、ハーモニーランドのリゾート化に向けた基本構想を発表した。大分の持つ自然や温泉、食文化などとサンリオならではのエンターテインメントを融合し、“世界でいちばんやさしい場所”を目指す。構想発表に合わせ、同日に大分県(佐藤樹一郎知事)と日出町(安部徹也町長)とともに大分県庁で立地表明式を開いた。
ハーモニーランドは1991年にオープンし、来年で35周年を迎える。2024年12月に大分県と「将来的なエンタメリゾート化」を含む包括連携協定を結び、「大分ハローキティ空港」の愛称化やハーモニーライナーの運行など、相互連携でさまざまな観光、地域活性化の取り組みを行ってきた。

今回は新しいリゾート体験を提供するため、ハーモニーランドの雄大な地形を生かした「天空のパーク」構想を発表。空へとひらける“天空”のイメージをはじめ、1年中快適に過ごせる大屋根の整備、ロープウェイや電動モビリティなど移動の仕組み、新規施設やアトラクションのリニューアルなどを検討している。また、隣接するエリアに新ホテルの建設も視野に入れており、リゾートの核となる存在として検討を進めていく。
式典で佐藤知事は「みんななかよく楽しめるエンタメリゾートを作るということで、我われも大変ワクワクしている。インフラ整備など、連携しながらサポートを進めていきたい」と述べた。日出町の安部町長は「ハーモニーランドは来年35周年、このリゾート化構想が日出町に新たなにぎわいと活力をもたらすことを大いに期待している」とした。
サンリオエンターテイメントの小巻社長は「“世界でいちばんやさしい場所”を目指し、『天空』をキーワードに地域のみなさまはもちろん国内外問わず世界中の方々のご意見をうかがいながら、誰もが楽しめるようなリゾートを目指していく」と意気込んだ。






