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大分各地の郷土料理を紹介 “日本一のおんせん県おおいた”

2025年11月12日
編集部:飯塚 小牧

2025年11月12日(水) 配信

郷土料理を現代版にアレンジして紹介

 大分県は11月12日(水)、東京都内の大分県公式アンテナショップ「坐来大分」で報道関係者集め、「日本一のおんせん県おおいた 味力も満載 おおいた自慢の郷土料理 試食会」を開いた。県を代表する「温泉」や「自然・景観」などの観光素材に加え、「食」の魅力を発信した。今回は県外ではあまり知られていない、大分各地の郷土料理に焦点を当て、食材や名前の由来などを紹介した。

田吹美紀課長

 大分県広報広聴課の田吹美紀課長は、大分県の特徴について江戸時代は多数の小さな藩が乱立し、地域が細分化されていたことから「まわりとの対抗意識や競争意識が強い面があるが、地域独自の文化や食が生まれた。それぞれの地域の伝統的な食文化を体験してほしい」と説明した。

髙木美叶主事

 髙木美叶主事は直近の話題として、県とサンリオエンターテイメントが連携して観光誘致や地域活性化の目的で実施している、大分空港の期間限定の愛称「大分ハローキティ空港」の使用を26年3月末まで延長したことを報告。「当初は大阪・関西万博の開催期間中のみの予定だったが、要望が多く延長した」と語った。

 また、大分といえば県内の18市町村のうち、16市町村で楽しめるという「温泉」が有名だが、それに限らない魅力として、じゃらん観光国内宿泊旅行調査2025で「魅力的な宿泊施設があった」「ご当地ならではの体験・アクティビティが楽しめた」項目でそれぞれ2位を獲得したことも紹介した。

 郷土料理については、大分はもったいない精神と倹約の知恵から生まれた数多くの料理が存在するという。臼杵市の「きらすまめし」は臼杵藩の財政難による倹約令のなかで、刺身の切れ端に安価なおからをまぶした節約料理。方言でおからのことを「きらず」、まぶすことを「まめす」ということから、「きらずをまめした」ことに由来するそうだ。

 大分市の戸次(へつぎ)地区に伝わる「鮑腸(ほうちょう)」は小麦粉を練って2メートル以上伸ばした麺をつけ汁で味わうもの。細長い形状が鮑の腸に似ていることから名づけられた。

 このほか、日田市から「ひたん寿司」と「とっきん寿司」、豊後高田市の「蕎麦寿司」、中津市の「物相(もっそう)寿司」、由布市の「やせうま」を紹介。会ではいずれも現代版にアレンジされた試食メニューを提供し、“味力”をアピールした。

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