俵屋旅館(山梨県)、破産手続き開始へ(帝国データバンク調べ)
2025年6月11日(水) 配信
俵屋旅館(望月千代子代表、山梨県・早川町)は5月22日(木)、甲府地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約1億3900万円。
同社は1989(昭和64)年1月に設立された旅館の運営業者。日蓮宗の霊山である七面山の登山口に立地し、登山する参拝者を主な顧客として、ピーク時には年間収入高約8000万円を計上していた。
しかし、参拝者数が伸び悩んでいたなか、コロナ禍で宿泊者数が大きく減少。2021年12月期の年間収入高は約1700万円に落ち込んだ。「新型コロナ収束後も宿泊者数が回復せず、債務超過に陥っていた」(帝国データバンク)としている。