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KNT-CTHD、海外旅行回復で増収 25年3月期連結決算

2025年5月14日
編集部:長谷川 貴人

2025年5月14日(水)配信

KNT-CTホールディングスの小山佳延社長

 KNT-CTホールディングス(小山佳延社長、東京都新宿区)が5月13日(火)に発表した2025年3月期(24年4月1日~25年3月31日)の連結決算によると、売上高は前年同期比7.5%増の2745億1600万円だった。海外旅行を中心に取り扱いが増加したことで、増収となった。

 一方、営業利益は同16.9%減の60億4000万円、経常利益は同15.1%減の67億7600万円。新型コロナウイルス関連の公務受託事業の減少のほか、人的投資やシステム投資などの費用の増加で減益となった。

 当期純利益は同1.9%増の76億8000万円。投資有価証券売却益など特別利益を計上した結果、増益となった。

 旅行事業では、国内旅行が回復傾向となったものの、宿泊代金の高騰などの影響を受けて需要が伸び悩んだ。一方、訪日旅行は円安基調などの要因が需要を牽引し、海外旅行は旅行控えの傾向が和らいだうえ旅行単価の上昇が見られるなど、いずれも好調に推移した。

 26年3月期の連結業績予想は、売上高が同8.6%増の2980億円、営業利益が同7.6%増の65億円、経常利益が同7.7%増の73億円、当期純利益が同11.5%減の68億円。同社によると「旅行全般の回復と、コスト上昇以上の旅行回復に伴う増益を見込む。当期純利益は減益だが、前期との差額が投資有価証券売却益と同額のため、この特別利益を除く前期とほぼ同じ」と説明した。

 同社は9月1日(月)に創立70周年を迎える。小山社長は「全社一丸となって『旅』と『旅にとどまらない』当社ならではの付加価値の高いサービスを届けたい」と語った。

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