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「異なる島だからこそできる価値創造」を 隠岐プラザホテルとEntôが連携協定結ぶ

2025年1月21日
編集部:飯塚 小牧

2025年1月21日(火) 配信

島前・島後が連携して隠岐全体の観光革新へ

 隠岐諸島で島後と呼ばれる隠岐の島にある「隠岐プラザホテル」(横地廉平社長、島根県・隠岐の島町)と島前三島の1つ、中ノ島にあるジオパーク拠点宿泊施設の「Entô(エントウ)」(運営:海士・青山敦士社長、島根県・海士町)はこのほど、連携協定を結んだ。「異なる島だからこそできる価値創造」を掲げ、島の垣根を超えた画期的な連携を開始。隠岐諸島全体の観光革新をはかっていく。

 隠岐諸島はコロナ後の観光産業の停滞や少子高齢化、若者の島外流出などによる生産年齢人口の減少など地域経済の低下が進み、持続可能な地域社会の構築が課題となっている。こうしたことから、両者は隠岐諸島全体の観光産業の立て直しをはかるために協働し、島前・島後の旅行者や住民同士をつなぐプラットフォームとしての役割を担うことを目指す。

 具体的には、両館での共通ロイヤリティの導入や、食のコラボレーションなど、共通ターゲット層を意識した企画の実施などを展開する。自然のなかで日常から離れた特別な体験や、その土地ならではの食・文化に触れることなどを求める旅行者に向け、両施設の異なる特徴を生かした価値を提供する。隠岐プラザホテルは「動」をコンセプトに、一方Entôは「静」をコンセプトにし、対照的な魅力を組み合わせることでより深い隠岐体験を実現していく。

 現在、両館を訪れる3月1日からの2泊3日ツアー「勝手に!島びらき」を企画している。隠岐の春を祝う特別企画で、フェリーや飛行機が通常運航に戻る3月に“島びらき”を行う。1日は、隠岐プラザホテルで隠岐酒造「隠岐誉」の鏡開きや磯焼きなどを行う「島びらき」会を開催。地元の方と一緒に春の訪れを祝う。2日はEntôで、ゆったりカルデラ湾を眺めながら「食とお酒で島びらき地産地消ペアリングディナー」が楽しめる。申し込みや詳細は各施設のサイトから。

 今後は、島民自身が隠岐ジオパークの魅力を再発見するツアーや、島後では歴史文化、島前では地質・自然文化をオールインクルーシブで楽しむ企画などを実施する予定だ。

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