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4月1日から約50人の芸妓舞妓たちによる「都をどり」上演 今回の演題は「都風情四季彩」

2025年1月18日
編集部:飯塚 小牧

2025年1月18日(土) 配信

令和6年公演より(第8景 歌舞練場桜揃)

 八坂女紅場学園・祇園甲部歌舞会(京都府京都市)は4月1日(火)~30日(水)まで、祇園甲部歌舞練場(京都市東山区祇園町)で「都をどり」を上演する。京都最大の花街・祇園甲部の約50人の芸妓舞妓たちによる舞の舞台。通常はお座敷でしか芸妓舞妓に会うことはできないが、同舞台はお茶屋さんと縁がなくても誰でも鑑賞できる。

 同公演は毎年4月に行っている春の風物詩。1872(明治5)年に京都博覧会のアトラクションとして創始された。戦中戦後の6年間とコロナ禍を除いて毎年上演している。151回公演となる今回の演題は「都風情四季彩」。昨年、150回目の節目の公演を終え、次の大きな節目である創始200年に向けて原点に立ち返り、京都の名所を巡る内容で構成する。

 公演では舞を舞う立方(芸妓舞妓)、演奏を行う(芸妓)、鳴り物(お囃子)を受け持つ芸妓の全員が呼吸を合わせ、洗練された舞の世界を作り上げる。ほかの演劇公演と異なり、一度も幕を下ろすことがなく行う舞台転換が特徴。

 毎年新調される京友禅と西陣織の職人の手で作られる衣裳の美しさは唯一無二だという。振付は、創始当初から変わらず、「京都井上流」が担っており、現在は人間国宝・五世井上八千代氏が直接指導を行っている。舞だけではなく、三味線・唄・鳴物は生演奏で、曲も毎年書き下ろされている。

 「都をどり」のポスターは、時代を代表する日本画家が毎年制作している。今年のポスターは昨年に引き続き、諌山宝樹氏が手掛けている。磯山氏は多方面で活躍しており、2024年の大河ドラマ「光る君へ」では衣裳デザインを担当した。

 また、同公演の舞台は国指定登録有形文化財の「祇園甲部歌舞練場」。23年に令和の大改修を終え、建設当初の姿を残しながら、最新の設備を取り入れた。

 期間中は4月15日のみ休演日。各日3回公演で、各公演約1時間。チケットは公式ホームページで売り出している。料金は茶券付一等観覧席が7000円、一等観覧席は6000円、二等観覧席は4000円、学生料金(二等席限定)が2000円。

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