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TOKYO NODEで蜷川実花氏最大規模の体験型展覧会 24年2月25日まで

2023年12月5日
編集部:飯塚 小牧

2023年12月5日(火) 配信

10月6日に開業した「TOKYO NODE」開館記念企画第2弾

 虎ノ門ヒルズステーションタワー(東京都港区)の情報発信拠点「TOKYO NODE」は12月5日(火)から、開館記念企画第2弾として、「蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠」を開く。写真家・映画監督の蜷川実花氏率いるクリエイティブチーム「EiM(エイム)」が手掛けるもので、映像や写真、立体展示など14作品からなる蜷川氏にとって過去最大規模となる体験型展覧会。

作品の魅力を語る蜷川実花氏

 開催に先立ち、12月4日(月)に行われたメディア内覧会で蜷川氏はチームでの作品制作について、「今回は“バンドを組んだ”」と説明。建築や音楽、舞台演出など各分野のプロと共創し、作品ごとに異なるメンバーが集結した。「14作品それぞれが個展で主作品にできる」とし、「没入感があり、五感で体験できる立体的な展覧会になっている」と紹介。「アートに興味がなくても楽しめると思う。入口は広く、中は深くを意識した。お子様連れでも、もちろんデートや1人でもぜひご覧いただきたい」と呼び掛けた。

 EiMのリーダーである、データサイエンティスト・慶應義塾大学教授の宮田裕章氏は「桃源郷がテーマ。今この時代、場所だからこそ体験できる」とアピールした。

 同展覧会の作品はすべてが新作の撮りおろし。また、CGは使わず「リアル」な被写体で構成された映像インスタレーションとなっている。蜷川氏は「私の作品は作り込まれたものと思われがちだが、本展の作品は誰でもアクセスできる現実を切り取ったもので、iPhoneのみで撮ったものもある」と語り、日常のなかにある儚い美しさを表現したことを解説した。

夜になるとスクリーンが開いて夜景に映像が溶けていく「Fashing before our eyes」

 また、作品は地上200㍍の東京を借景とした「TOKYO NODE」のギャラリーに合わせて制作されているため、他施設で同じ体験はできない。1つの映画作品を鑑賞するようなつくりで、巡回は不可。外光や景色まで作品の一部とし、訪れる時間ごとに異なる表情を見せるのも魅力としている。

 さらに、蜷川氏によると会場でしか購入できないオリジナルグッズを含むオフィシャルポップアップショップまでが1つの展覧会となっているという。

 展覧会のチケットは平日が大人2500円、学生(大学生・高校生)2000円、小・中学生は800円。土日・祝日は大人2800円、学生2200円、小・中学生1000円。未就学児はチケットを持った人と同時入場に限り無料で同伴できる。会期は2024年2月25日(日)まで。

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