前田会長「前進で収益増に」、はとバス共栄会が総会開く

2026年8月3日(月)配信

前田伸会長

 はとバス共栄会(会長=前田伸・TOKYO TOWER社長、257会員)は7月30日(木)、東京ドームホテル(東京都文京区)で2026年度総会を開いた。

 前田会長は、25年度の旅行・観光消費動向が高水準で推移したことに触れ、「全国津々浦々、多くの人が観光業の足元を支えて活動している。一つひとつの観光事業者が自立し、さらに前進して収益を上げていくことが大事」と強調。共栄会として「地域や業種で連携しながら、高い生産性やお客様に満足してもらえるサービスを国内外に提供していく」と語った。

はとバスの武市玲子社長

 はとバスの武市玲子社長は「不安定な世界情勢や物価高、人手不足によって先行きが不透明な状況のなか、国内の消費、観光は底堅く推移した」と25年度を振り返り、そのうえで「会員との強固なパートナーシップのおかげをもちまして、確実な成果を残せた」と感謝の意を述べた。

 はとバスの東京観光利用者数(25年7月~26年6月)は外客コース含め、前年度比2.4%増の約55万2000人と伸長した。主力のオープントップバスは、春夏の猛暑に対応した運行ダイヤの見直しや、12月に夜間便を増発するなど需要に応じた運行に努めたと説明。11月以降は、ナイトタイムエコノミーの需要に向けて、約3年ぶりに復活した「夜のエンターテイメントショー」鑑賞コースのほか、公園のライトアップやイルミネーションなど、夜コースの拡充が好評だったという。

 また、訪日客向けの英語で案内する外国語コースは同4.3%増と伸長し、コロナ禍以降で最多の利用者数を記録した。

 今年度の共栄会では、秋に実務担当者研修旅行(バス日帰り)、12月にゴルフコンペ(共栄会杯)、来年1月19日(火)に新年賀詞交歓会(シンフォニー・ランチクルーズ)などを予定している。

日経トレンディ・日経エンタテイメント!総編集長の澤原昇氏

 総会終了後には、日経BPの日経トレンディ・日経エンタテイメント!総編集長の澤原昇氏が「2026年消費トレンド徹底解説」と題した講演が行われた。

JATA、大学生の海外旅行意識調査を実施 約8割が訪問意向

2026年8月3日(月) 配信

 

 日本旅行業協会(JATA、原優二会長)はこのほど、全国10大学の学生1362人を対象に実施した「Z世代の大学生海外旅行意識調査」の結果を発表した。これによると、全体の約8割が「海外旅行に行きたい」と回答した。

 調査は東洋大学国際観光学部の越智良典客員教授(JATAアドバイザー)が監修した。対象校は北海道の北海学園大学をはじめ、東北、東京、愛知、大阪、広島、九州、沖縄の10大学。海外旅行への意向、費用の捻出方法、旅行先、情報収集手段などを尋ねた。調査期間は4月30日~6月24日。

 海外旅行に行きたいと答えた学生は全体の約8割だったが、北海道や東北の学生は4~5割だった。海外旅行経験率は平均約5割で、首都圏は約7割、愛知は約6割など地域差があった。経験と今後の旅行意向には相関関係がみられるため、最初の渡航ハードルをいかに超えるかが課題となる。

 旅行費用をアルバイトで捻出する学生は84%に上り、予算20万円以上とする学生も4割を占めた。行きたい国・地域はヨーロッパ、韓国、アメリカ、ハワイ、台湾の順だった。費用面からヨーロッパを諦め、アジアへ切り替えるという声もあった。

 旅行計画でAIを利用した経験がある学生は55%で、75%が利用に肯定的だった。情報収集ではInstagramが起点となり、YouTube、TikTok、Xが続いた。旅行時の不安は治安・安全、衛生、物価が上位となり、旅行動機では景色や食事、その国を知ることが多かった。Z世代は体験の質などを重視しており、「インスタ映え」は低位に留まった。

 JATAは、政府が海外旅行者数2000万人超を目標に掲げるなか、若者の渡航促進に向けた取り組みを進めている。9月24日(木)~27日(日)まで開く「ツーリズムEXPOジャパン2026」では、一般日の26日(土)と27日(日)に学生の入場を無料とする。来場登録と当日の学生証提示が必要。

生寿苑(猿ヶ京温泉)、破産手続き開始決定受ける(帝国データバンク調べ)

2026年8月3日(月) 配信

 生寿苑(生津秀樹代表、群馬県・みなかみ町)は7月9日(木)に、前橋地裁沼田支部から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、負債は約4億円。

 同社は1984(昭和59)年7月に設立された。猿ヶ京温泉で中間価格帯の和風温泉旅館「生寿苑」(客室数13室)を運営し、1億円台の年商を上げていた。

 しかし、周辺観光客の減少などを背景に集客が低迷していたほか、2020年以降は新型コロナの影響でさらに宿泊客が減少した。コロナ禍の収束後も客足は以前の水準には回復せず、23年8月期の年間収入高は約2000万円に落ち込んだ。

 収益性についても、食材価格や人件費、エネルギーコストの上昇が重なり、赤字決算が続いていた。多額の借入金を抱え、厳しい資金繰りが続くなか、「25年11月には旅館不動産が競売により第三者に売却され、26年3月末までに事業を停止していた」(帝国データバンク)としている。

ジャルパック、秋冬の海外フェア商品を販売 厳選ホテルの割引クーポンなど用意

2026年8月3日(月) 配信

「行こう海外!いち推し 旅フェア 秋・冬編」

 ジャルパックは7月24日(金)から、秋冬の海外旅行商品をそろえた「行こう海外!いち推し 旅フェア 秋・冬編」の展開を始めた。同社が厳選した各地のホテルで利用できる割引クーポンなどを用意している。

 割引クーポンはハワイの「シェラトン・ワイキキ・ビーチホテル」や台湾の「台北 シーザーパークタイペイ」などで利用できる。

 また、早期予約で部屋のアップグレードや特典が付くプランを拡充した。詳細は特設ページに記載する。

 同社は「これからの季節にふさわしい南国リゾートから、観光のベストシーズンを迎える主要都市まで、幅広いニーズに応える充実のラインナップを取りそろえている」とアピールしている。

宮古島市が「旅先納税®」を開始 返礼品の商品券「ゆかぁ~まち宮古島ギフト」発行

2026年8月3日(月) 配信

「ゆかぁ~まち宮古島ギフト」

 沖縄県宮古島市(嘉数登市長)は7月31日(金)から、ギフティ(篠塚大樹社長、東京都品川区)の「e街プラットフォーム®」を活用したふるさと納税の一種、「旅先納税®」を開始した。返礼品として電子商品券「ゆかぁ~まち宮古島ギフト」を発行し、体験型の寄附拡大と観光消費の地域経済への還元を目指す。

 旅先納税は、旅前または旅先でスマートフォンからふるさと納税を申し込み、寄附額の30%分に当たる電子商品券を即時に受け取る仕組み。今回の商品券「ゆかぁ~まち宮古島ギフト」は市内の加盟店で利用でき、7月31日時点で宿泊施設、体験アクティビティ施設、飲食店など14店舗が参加する。

 寄附は専用サイトや加盟店などに設置されたポスターなどに記載の2次元コードから申し込み、クレジットカードで決済する。寄附額は5000円~500万円まで、1000円単位で指定できるほか、寄附額5000円~50万円までの5種類の定額プランもある。商品券の利用期限は寄附日から730日間。

 同社によると、旅先納税の導入自治体は宮古島市を含め全国137自治体、沖縄県内では6自治体となる。沖縄の離島では竹富町に続く2例目。宮古島観光協会との連携のもと、来島者との継続的なつながりを創出し、地域経済の活性化につなげる狙いがある。

【令和8年熊本地震】金子国交大臣、2次避難先73軒を確保 最大2200人の受入可能に

2026年8月3日(月)配信

 国土交通省の金子恭之大臣は8月1日(土)、令和8年熊本地震による被災者の2次避難先として、県内を中心にホテルや旅館など73の宿泊施設を確保したと明らかにした。最大で約2200人の受け入れが可能となり、受入開始時期は未定。

 高市早苗首相は首相官邸で同日に開かれた第5回令和8年熊本地震非常災害対策本部会議で、「今も約8000人が避難所に身を寄せられているほか、在宅避難や車中泊を継続している人が多い。被災された人の状況やニーズに応じて、『被災地外への移動』を希望される人には、自治体と連携して、被災地外のホテル、旅館の空室を借り上げて積極的に活用するなど、『避難先の移動』の取り組みを加速してほしい」と述べた。

 金子大臣は観光庁や熊本県内と連携しながら、2次避難先の確保を九州全域まで拡大していく考えを示した。

【国土交通省】人事異動(8月1日付)

2026年8月3日(月) 配信

 国土交通省は8月1日付の人事異動を発令した。

 大臣官房付・即日辞職(衆議院事務局庶務部副部長)神谷剛

 辞職7月31日付 衆議院事務局庶務部副部長(大臣官房官庁営繕部整備課長)末兼徹也

 大臣官房付・即日辞職(日本下水道事業団副理事長)白﨑亮

 大臣官房付(国土地理院総務部長)高石将也

 大臣官房参事官建設人材・資材担当(大臣官房付)増田久和

 大臣官房官庁営繕部整備課長(中国地方整備局営繕部長)橋本一洋

 辞職 鉄道建設・運輸施設整備支援機構審議役(四国地方整備局次長)水口幸司

 四国地方整備局次長(復興庁統括官付参事官)鎌田一郎

 出向 復興庁統括官付参事官(東北地方整備局港湾空港部長)山本貴弘

 東北地方整備局港湾空港部長(港湾局計画課港湾計画審査官)宮田亮

 港湾局計画課港湾計画審査官(大臣官房総務課企画官)早川哲史

 大臣官房総務課企画官(静岡県交通基盤部港湾局長)戸谷洋子

 出向 内閣府大臣官房(大臣官房付)符川公平

 大臣官房付(内閣府政策統括官経済財政分析担当付)木村順治

 出向 厚生労働省労働基準局監督課調査官(海事局船員政策課産業保健企画官)横田和也

 海事局船員政策課産業保健企画官(厚生労働省労働基準局安全衛生部労働衛 生課主任中央労働衛生専門官)吉岡健一

 〈免〉鉄道建設・運輸施設整備支援機構監事7月31日付 吉丸泰史

 【任命】

 海技教育機構監事 傍島裕二郎

 海技教育機構監事(非常勤) 柏戸夏子

 航空大学校監事 菊地原仁

 航空大学校監事(非常勤) 天野美枝子

 自動車技術総合機構監事 加野島仁

 自動車技術総合機構監事(非常勤) 田久保敦子

 人鉄道建設・運輸施設整備支援機構監事 三村哲史

 空港周辺整備機構監事〈再任〉 大石繁男

 空港周辺整備機構監事(非常勤)〈再任〉 土井良由美子

 日本高速道路保有・債務返済機構監事 横田玲子

 日本高速道路保有・債務返済機構監事 林祥晃

加賀市の「大江戸温泉物語 ながやま」8月1日リニューアル 日帰りプランも開始

2026年8月3日(月) 配信

温泉エンタメリゾートへ

 GENSEN HOLDINGS(川﨑俊介社長、東京都中央区)は8月1日(土)、石川県加賀市の「大江戸温泉物語 ながやま」(石川県加賀市片山津町ム16)を館内の遊戯や温泉などを楽しめる施設としてリニューアルオープンした。日帰り向けの「ながやま 日帰りエンタメ満喫プラン」も始めた。

 同館は、温泉や食事に加え、スポーツパークや卓球、ゲームセンター、カラオケ、キッズパークなど10の無料アクティビティを備える。宿泊者は主要な館内エンタメを宿泊料金に含むカタチで利用でき、柴山潟に面した足湯や大浴場、露天風呂、サウナも設ける。

 日帰りエンタメプランは、夕食のバイキング、入浴、無料アクティビティを組み合わせた内容で、利用には事前予約が必要となる。食事は午後5時~9時30分、入浴は午後3時~午前零時で、最終受付は午後10時。無料アクティビティは午後2時~午前零時だが、カラオケやフリープレイ・ゲームセンターは午後9時までとなる。

 日帰りの料金は平日が大人5100円、小学生3600円、幼児1500円、土日祝が大人6100円、小学生4300円、幼児1800円、繁忙日が大人8800円、小学生6200円、幼児2600円。3歳未満は無料で、いずれも消費税込み、入湯税別となる。16歳未満のみの利用はできず、18歳未満のアクティビティ利用は午後10時まで。予約は公式サイトまたは電話で受け付ける。

 同社によると、日帰りプランは夏休みの利用を見込み、宿泊予約が取れない場合や近隣で過ごす需要に対応するもの。プールは日帰りプランの対象外で、プランによって利用できないサービスがあるほか、内容は変更する場合がある。

〈観光最前線〉鳥取県、「VIVANT」効果に期待

2026年8月3日(月)配信

「VIVANT」の砂モニュメント(中央が平井伸治知事)

 7月26日から放送が始まったTBS系ドラマ「VIVANT」第2シーズンで、県内ロケが行われた鳥取県はドラマを活用した観光誘客に乗り出している。放送開始前の22日には鳥取市の鳥取砂丘駐車場に「VIVANT」のロゴをかたどった砂モニュメントを設置し、新たなフォトスポットとして来訪者を迎える。ロケ地は現時点で非公表だが、場所を予想してSNSに投稿する「#VIVANT鳥取」キャンペーンも展開している。

 また、「別班 鳥取県支部」を設置し、ドラマの世界観を意識した演出のもと、平井伸治知事が陣頭指揮を執る「作戦会議」を開催するなどユニークなプロモーションも展開。作品への注目度を県内観光へと結び付け、ドラマファンの来県促進と県内周遊の拡大につなげる考えだ。

【土橋 孝秀】

「ZOOM JAPON(ズーム・ジャポン)(7-8月号)」

2026年8月2日(日)配信

https://zoomjapon.info

特集&主な内容

 本誌7-8月号の特集は「聖地巡礼」です。近年、フランスでは日本自体への関心が高まり旅行先として定着するなか、漫画やアニメの人気も手伝い、聖地巡礼も訪日旅行の大きな動機となっています。今回は東京周辺の麻布十番(セーラームーン)、四谷(君の名は。)、江ノ電沿線(スラムダンク)のほか、飯能や秩父など日本各地の定番スポットを網羅しました。文化面では、10月にフランス公開を控える「映画ドラえもん」新作の矢嶋哲生監督への独占インタビューや、フランスでフグに関する専門書を出版された日本美術史家ヴァレリー・ドゥニオーさんのインタビューを掲載。さらに旅行面では、9月にパリで開催される「サロン・デュ・サケ」の時期に合わせた広島の日本酒のほか、宮城県松島を紹介する特別企画をそれぞれ掲載しています。

〈フランスの様子〉フランス語には、猛暑も、真夏日も、熱帯夜もない。

「釜のなかの12日間」6月28日放送、国営TV、France2、20時のニュース。エアコンがないマンションでは地下の駐車場でお誕生日会が開催された

 フランス語で熱波を意味する「カニキュールCanicule」。日本語では便宜上「猛暑」や「酷暑」と言い換えられることもあるが、フランスの気象用語だ。 ◆日本語には「雨」の表現が豊かなように、夏の暑さも「夏日」から「酷暑日」まで気温に応じた用語がある。一方、フランスは実質この一語のみ。その発令基準は厳格で、日中の最高気温と夜間の最低気温を鑑み、それが「3日間連続する状況」を指す。基準は地域でも異なり、パリなど北部では最高33度・最低18度、南部では最高36度・最低21度と定められている。 ◆さらに、フランスには日本の「熱帯夜」という概念すら存在しない。本来は夏でも夜になれば20度以下に下がるはずの国であり、夜間も気温が下がらないことこそが、現地で災害として恐れられる本質的な理由だ。 ◆言葉の定義が示す通り、この熱波は一過性の自然災害。だから、エアコン普及という個人レベルの場当たり的な対応は本当の問題ではなく、社会構造や都市計画の刷新、さらには地球環境という本質的な議論が起こっている。

ズーム・ジャポン日本窓口 
樫尾 岳-氏

フランスの日本専門情報誌「ZOOM JAPON」への問い合わせ=電話:03(3834)2718〈旅行新聞 編集部〉