下妻市が5月18日に春のイベント開催 ポピーとこいのぼりの鬼怒川河川敷で

2025年5月9日(金) 配信

花とふれあいまつり

 茨城県下妻市は5月18日(日)、鬼怒フラワーライン(鬼怒川河川敷)で「第34回花とふれあいまつり」と「鎌庭捷水路(かまにわしょうすいろ)通水90周年記念第28回鬼怒川流域交流Eボート大会」を同時開催する。約50万本のポピーが咲き誇り、こいのぼりが泳ぐ河川敷で春のイベントが楽しめる。

 花とふれあいまつりは、地元の団体や企業の協力を得て手作りで実施するもの。ステージイベントや出店などさまざまなプログラムが用意されている。午前10時~午後3時まで。

 Eボート大会は、10人乗りの手漕ぎボートによる白熱したレースが行われ、参加者と観客が一体となって楽しめるイベント。協議開始は午前9:45の予定。鎌庭捷水路は、湾曲して洪水が多発していた鬼怒川の宗道河岸約4キロ部分を1935(昭和10)年に直線約2キロに改修したもの。今年は90周年の節目の年となっている。

NTT ArtTechnology、北斎の冨嶽三十六景を成田空港に 描かれた地や所蔵する博物館への来訪促す

2025年5月9日(金) 配信

投影のようす

 NTT ArtTechnology(国枝学社長、東京都新宿区)は5月1日(木)から、成田国際空港(NAA、田村明比古社長)の委託をうけ、成⽥空港第2ターミナルにおいて浮世絵師・葛飾北斎の冨嶽三十六景のデジタルデータをプロジェクターで投影している。訪日客に冨嶽三十六景の魅力を感じてもらうことで、作品に描かれた地域や所蔵する山梨県立博物館(山梨県笛吹市)への来訪を促す。

 NTT ArtTechnologyは、ICTを活⽤して、さまざまな⼈々が⾝近な環境で⽂化芸術を楽しむことができる分散型デジタルミュージアム構想の実現を目指している。岩松院(長野県・小布施町)の本堂天井に描かれた「鳳凰図」や、北斎館(同)所蔵の肉筆画などをデジタルデータ化し、展覧会を開催してきた。

 冨嶽三⼗六景は季節や場所、時間によって姿を変える富士山を描いた作品。新千円札や新パスポートの元として使用されている。会場では、全47図を映す。

デジタルデータ化した冨嶽三十六景の神奈川沖浪裏

Webサイト「那須塩原ウォーキングナビ」がオープン 3コースを紹介

2025年5月9日(金) 配信

那須塩原の自然やグルメを紹介

 栃木県・那須塩原市観光局(織田智富局長)はこのほど、那須高原の自然を満喫するウォーキングコースを紹介するWebサイト「那須塩原ウォーキングナビ」を開設した。コースは初心者から上級者まで対応する3コースを用意。スタートとゴール地点を設定しているが、自分のペースでどこからでも楽しめるという。

 ウォーキングナビは、昨年塩原温泉郷で開催した「ONSEN・ガストロノミーウォーキングin那須塩原・塩原」を参考に、美しい自然や地元の美味しいスイーツ・グルメ、休憩所や季節ごとの服装、持ち物ガイドなど旅のヒントを紹介する。

 同市は過去5年にわたり、「ONSEN・ガストロノミーウォーキング」を開催しており、昨年はONSENガストロノミー推進機構が実施する表彰で、「2023レジェンド開催地賞」を受賞している。今年は、西那須野地区、来年は黒磯地区での開催を予定しており、今後は同サイトでウォーキングスポットや飲食店などの情報を発信していく。

 同観光局は「ウォーキングにぴったりな季節、気になるスポットを巡りながら、那須塩原の魅力をたっぷり満喫してください」とアピールしている。

東京タワー×ネイキッド、東京の夜景を彩る 夏のデジタル花火ショー(9月7日まで)

2025年5月9日(金) 配信

東京タワーの夜景と融合させたプロジェクションマッピングイメージ

 ネイキッド(村松亮太郎社長、東京都渋谷区)が制作・演出を手掛けるプロジェクションマッピングショーが5月12日(月)~9月7日(日)まで、東京タワー(東京都港区)メインデッキの2階北面フロアで開かれる。高さ150メートルの展望台から見える夜景を背景に、日本の夏の原風景を演出する夏限定のマッピングショーが東京の夜景を包み込む。

 イベント名は「TOKYO TOWER CITY LIGHT FANTASIA~Summer landscape2025~」。梅雨の時期から初夏、そして真夏へと移りゆく日本ならではの風景を、アジサイやヒマワリ、花火などの夏の風物詩とともに届ける。マッピングショーの映像美をはじめ、降り注ぐ雨やセミの鳴き声、鳴り響く花火の音など、音響へのこだわりも見所の1つ。美しい東京の夜景を背景に、移ろいゆく日本の夏の原風景を楽しめる。

 開始時間は5月12日(月)~6月8日(日)が午後7時、6月9日(月)~7月13日(日)が7時30分、7月14日(月)~8月17日(日)が7時、8月18日(月)~9月7日(日)が6時30分から。終了時間はすべて午後10時50分まで。

 料金はメインデッキまでの展望料金(大人1500円、小中学生900円など)のみ。

コンテナホテル、真岡市に3店舗目の出店 6月8日に「HOTEL R9 The Yard 真岡荒町」開業

2025年5月9日(金) 配信

HOTEL R9 The Yard 真岡荒町 外観

 デベロップ(岡村健史社長、千葉県市川市)は6月8日(日)、栃木県真岡市にコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard 真岡荒町」(真岡市荒町2₋1₋1)を開業する。栃木県で15店舗目、真岡市では3店舗目の出店となり、県内では最大規模という。

 新施設は、真岡鐡道真岡線「北真岡駅」から徒歩約7分、北関東自動車「真岡IC」から車で約8分の県道46号沿いにあり、市内に集積する工業団地からはいずれも車で約20分とビジネスの拠点に便利な立地。ゴルフ場や観光施設へのアクセスもよく、観光レジャー需要も見込めるという。

 客室数は52室。料金はダブルルームが1人6200円~・2人8700円~、ツインルームは1人6200円~・2人9700円~。予約は5月30日(金)午後3時から受け付ける。

 同ホテルシリーズは「レスキューホテル」として、有事の際には避難所としての役割を担う。同社は2020年に真岡市と災害協定を結んでおり、引き続き市と連携をはかりながら地域活性化に寄与するホテルを目指していく。

実用化された国産SAFが旅客便に初供給 関空発のJAL便が第1号に

2025年5月9日(金) 配信

記念イベントのようす(左)と第1号となったJL891便

 国内の廃食用油を原料とした国産SAF活用に取り組む「Fry to Fly Project」を通して量産された国産SAFが5月1日(木)、初めて旅客便に供給された。第1号となったのは日本航空(JAL)が関西国際空港から上海へ運航したJL891便「JALミャクミャクJET」。同日はプロジェクトの事務局を務める日揮ホールディングスやJAL、関西エアポートなど関係者が参加し、記念イベントを実施した。

 今回供給したSAFは、コスモ石油と日揮ホールディングス、レボインターナショナルの3社が設立した、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYがコスモ石油堺製油所で製造したもの。同社は日本の事業者として初めて持続可能な製品の国際的な認証制度「ISCC CORSIA認証」を取得しており、環境価値が証明されたSAFだという。2025年度からコスモエネルギーグループを通じて航空各社に供給するもので、今回、旅客便への供給が実現したことで国産SAFのサプライチェーンが本格始動した。

 航空業界では、国際民間航空機関(ICAO)で国際線の航空機によるCO2排出量を2050年までに実質ゼロとする目標が掲げられている。同プロジェクトは、今後も航空業界の脱炭素化を加速するため、企業と自治体が連携を深めて廃食用油の収集と日本でのSAFの普及を推進し、持続可能な航空燃料の利用拡大を目指すとしている。

日本観光施設協会、新代表理事に井上喜昭氏(長瀞万寿庵)

2025年5月9日(金) 配信

幾世英夫前代表理事(左)と井上喜昭新代表理事

 日本観光施設協会(幾世英夫代表理事、114会員)は5月8日(木)、東京都内で2025年度定時総会を開いた。幾世代表理事から体調不良を理由に任期途中での交代の申し出があったため、副会長の井上喜昭氏(長瀞万寿庵)が新会長に就任することを承認した。

 井上新代表理事は「組織の改革」を最重点課題とし、会員拡大による組織力の強化や、行政との連携を深めながら発信力を高めていく方針だ。

幾世英夫代表理事が冒頭あいさつ

 幾世代表理事は冒頭、「4月13日から大阪・関西万博が開幕し、地域の魅力や日本のおもてなし文化を世界に発信するチャンス。観光業界全体の活性化に直結するものと確信している」と語った。

 さらに代表理事を6年間務めたことへの謝辞を述べ、若い世代へと引き継がれる新体制に期待を滲ませた。

 来賓の観光庁観光地域振興課の安部勝也課長は訪日外国人旅行者が拡大するなか、受入側の対応として、多言語化での情報発信やキャッシュレス化、洋式トイレの整備などの必要性を挙げたうえで、「安売りではなく、付加価値を与えた価値の高い商品づくりを」と話し、観光庁もさまざまな補助制度などで積極的に支援していく考えを示した。

 主な事業計画では、今年を「改革初年度」と位置づけ、スピード感を持って改革を進めていくことを確認した。これに合わせて「これからの10年を考える委員会」を「観光研究委員会」へと名称を変更して、参加募集を積極的に呼び掛ける予定だ。

 総会後にはワイ・マネジメント社長の井上裕羽也氏が「日本の観光の課題について」をテーマに講演。その後、懇親会を開いた。

井上喜昭新代表理事が懇親会であいさつ

 新役員体制は次の各氏。

【代表理事(会長)】井上喜昭(長瀞万寿庵、埼玉県)

【業務執行理事副会長】津田佐兵衛(レストラン嵐山、京都府)▽佐々木健一(観光センター鳥居屋、広島県)

【業務執行専務理事】中村昭彦(水戸ドライブイン水戸インター店、茨城県)

【業務執行理事(元会長)】西山健司(西の屋グループ、岡山県)

【業務執行理事(前会長)】幾世英夫(橋立大丸本店、京都府)

【理事】飯盛尚子(飯盛分店、福島県)▽山野壮仁(信玄館、山梨県)▽高田直機(きじ亭、静岡県)▽馬場誉(一の橋天風、和歌山県)▽西村隆作(山のはちみつ屋、秋田県)▽浅田和久(浄蓮の滝観光センター、静岡県)▽羽藤裕子(中野うどん学校琴平校、香川県)▽小泉貴之(埼玉支部長/仕出しこいずみ)

【理事(会長補佐)】井上裕羽也(長瀞万寿庵イノウエ、埼玉県)

【監事】須藤文夫(中禅寺観光センター、栃木県)▽門田英裕(かつお船、高知県)。

京都の町屋旅館・Nazunaが箱根に進出 5月15日に「Nazuna 箱根 宮ノ下」開業

2025年5月9日(金) 配信

Nazuna 箱根 宮ノ下

 京都で町屋旅館を手掛けるNazuna(渡邊龍一社長、京都府京都市)は5月15日(木)、神奈川県・箱根町に新たな宿「Nazuna 箱根 宮ノ下」を開業する。京都を中心に小規模な高級宿を展開する同社が初めて箱根エリアに進出する。同社は京都で培った伝統的な町家の魅力やNazunaの理念である「おせっかい」の精神を生かし、「箱根ならではの自然や文化と融合した唯一無二の宿泊体験を提供する」と意気込む。

 「Nazuna 箱根 宮ノ下」は京都の町家の要素を取り入れながら、箱根の自然と調和するデザイン採用し、落ち着きと洗練を兼ね備えた空間を創出したという。京都の地名にちなんだ「松原」「五条」などと名付けた9室の客室を用意し、各客室には専用の露天風呂や半露天風呂を備えた。

 食事処では、囲炉裏をかこみながら、地元の食材と京都のおばんざいを融合させた朝食などが楽しめる。

ヤマダデンキ、成田空港店にAIコンシェルジュ導入 免税など案内し、人手不足解消へ

2025年5月8日(木) 配信

設置イメージ

 ヤマダデンキ(佐野財丈社長、群馬県高崎市)はこのほど、YAMADA TAX FREE 成田空港第1ターミナル店(千葉県成田市)にULTRA SOCIAL(高橋亮太社長、東京都港区)のAI多言語コンシェルジュ「Spaike AI」を導入した。免税手続きや商品情報の質問に多言語で答え、人手不足の解消に貢献する。

 Spaike AIは、音声や字幕、映像でリアルタイムに多言語で案内。おすすめの商品や便利な使い方なども提案する。運用データを蓄積しながら利用客に対する回答の正確さを高めていく。 今後の多店舗展開も検討している。

隅田川花火大会の観覧席が返礼品に初登場 墨田区がふるさとチョイスのみで提供

2025年5月8日(木) 配信

ふるさと納税の返礼品に花火観覧席

 東京都墨田区は5月11日(日)の正午から、ふるさと納税の返礼品として7月26日(土)開催の「隅田川花火大会」特別観覧席を提供する。同花火大会の観覧席を返礼品とするのは初めて。提供はトラストバンクが運営するふるさと納税サイト「ふるさとチョイス」のみ。

 今回のふるさと納税は、12万円以上の寄付でイス席1人の観覧席が返礼品として贈られる。唯一無二の特等席で迫力ある花火が体感できるほか、軽食とドリンクが付く。

 ふるさとチョイスは「ふるさと納税を通じて、地域の伝統文化の継承と活性化に貢献するとともに、寄付者の皆様に新たな地域とのつながりや体験を提供することで、持続可能な地域社会の実現を目指す」とコメントしている。