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福岡天神で大プロジェクト始動 リッツ・カールトン九州初進出 22年度末にホテル開業

2019年8月20日
九州支局:有島 誠

2019年8月20日(火) 配信

完成イメージ(リッツ福岡とオフィス棟)

 福岡市の中心市街地・天神地区の再開発プロジェクト「天神ビッグバン」の中核事業の一つ、「旧大名小学校跡地活用事業」が大きく動き出した。

 積水ハウス、西日本鉄道、西部瓦斯など5社が「大名プロジェクト特定目的会社」を設立して、2022年12月完成を目指して、ホテル・オフィスを含む複合施設の工事に着手。7月8日に同跡地で、福岡市の高島宗一郎市長ら関係者が出席して安全祈願祭が行われた。

 市内中心を東西に貫く明治通りに面した敷地は面積が1万1900平方㍍。ここに地上25階建て高さ111㍍のオフィス・ホテル棟、11階建てのコミュニティ棟、イベントホール、3千平方㍍の広場などが展開する。

 とくに目玉となるのが、世界的なホテルチェーン・マリオットグループの最上級ホテル「ザ・リッツ・カールトンホテル」の九州初進出。

 日本で7番目となるホテルは、オフィス・ホテル棟の17―24階を占める162室の客室すべてが広さ50平方㍍以上という贅沢な空間で、最上階のルーフトップバーをはじめ、レストランやチャペル、屋内プール、フィットネスセンター、スパなどを設ける。

会見には福岡市の高島市長(左から4人目)ら関係者が出席

 記者会見でマリオット・インターナショナルアジア太平洋社長のクレイグ・スミス氏は「福岡は歴史的にも日本の重要な港町として栄え、インバウンド旅行客も年々増加している」と話し、「アジアを含めた重要な拠点になる」と期待を込めた。

 また、高島市長は「国家戦略特区による規制緩和で、福岡市の都市ブランドを高めてくれるプロジェクトになる」と評価。「九州最大のワンフロア専有面積を取れるオフィスと最高級のホテルが誕生する。リッツができることで、世界的な会議を誘致できる。開業を楽しみにしている」と満面の笑顔で語った。

 なお、ホテル開業は22年度末を予定する。

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