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島と都会の中高生が出会う旅、観光甲子園受賞プラン実施へ、「ヒトツナギの旅」 島根県立隠岐島前高校

2010年3月11日
編集部

 高校生が作り上げた「地域観光プラン」を競い合う大会「観光甲子園」(同大会組織委員会主催、神戸夙川学院大学共催)で、グランプリの文部科学大臣賞に輝いた島根県立隠岐島前高校が、受賞した観光プランを4泊5日の「ヒトツナギの旅」として3月26―30日に実施することになった。

 観光甲子園は昨年8月に第1回が神戸夙川学院大学で開かれ、島前高校は島と都会の高校生が出会い、島人とのさまざまな交流を通じて、元気と自信を取り戻すという「ヒトツナギ~人との出会いから始まる君だけの島前三島物語」でグランプリを受賞した。

 ツアーはプランを実証的に確認するもので、グランプリ受賞時の高校生3人を中心に8人の生徒がグループになり、地域の人たちの協力を得ながら企画した。募集定員は島前地域外に住む全国の中高生10人と島前地域内に住む中高生10人の計20人で、2月5日から募集を行った。島外からは東京、神奈川、三重県などの中高生13人が応募。「自分の世界観を広げたい」「島の文化や自然への興味」「新しい人間関係を築きたい」などさまざまな動機が参加理由にあるという。最終的には10人に絞り込んだ。

 プランでは島外と島内の生徒がペアになり、隠岐島前の西ノ島町、海士町、知夫村3島の漁師や農家など10軒でホームステイ。漁師や牛の世話など体験するほか、伝統芸能での歓芸会、島内探訪、島の秘伝料理を習ってのパーティなどさまざまな仕掛けを準備する。

 今回のプロジェクトを指導してきた同校の岩本悠先生は「参加者が集まるか心配していたが、予想以上の反響だった。生徒もこの機に、島前の魅力を知って広めてもらうよう精一杯努力したいと張り切っている」と話し準備を整える。

 なお、ちなみに参加費は島根県の補助もあり、モニターツアーとして1人5千円となった。

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