主要エリアを大幅リニューアル、生物とのふれあい充実、神戸アトア
2026年7月9日(木)配信

兵庫県神戸市の劇場型アクアリウム「AQUARIUM×ART átoa(アトア)」は7月11日(土)、館内2階の主要エリア「ELEMENTS(エレメンツ)精霊の森」を大規模リニューアルし、一般公開する。今年10月に迎える開業5周年記念事業の一環。
「空間への没入感を楽しみながら生きものたちの息づかいを感じる」というアトアの展示コンセプトをさらに発展させ、「生きものとのふれあい体験」や「バイオミメティクス(生物模倣)の視点による生物解説」を新たに取り入れる。
リニューアルでは、中東の河川などに生息し、人間の古くなった角質を食べることからドクターフィッシュと呼ばれるコイ科魚類のガラ・ルファを新たに展示。水槽に手を入れると魚が集まり、古い角質を優しくついばむ体験プログラムを予約不要・無料で実施する。

また、ガラ・ルファ水槽には、環境農業技術「アクアポニックス」を導入。魚の排せつ物を含んだ水を養分として植物を育てる循環型システムを活用し、収穫した植物の一部を同エリアで飼育するゾウガメの餌として還元する計画だ。将来的には来館者による収穫体験の実施も視野に入れ、展示だけでなく持続可能な循環を体感できるコンテンツとして発展させる考えだ。
このほか、最大約600ボルトを放電するバリイデンキウナギも新たに登場。放電による捕食行動や低電圧を利用した周囲の探知、空気呼吸など、生物の優れた適応能力を紹介する。
バイオミメティクスでは、自然界に適応する生物や植物の特性・構造を、家電製品に活用する大手メーカーの取り組みを紹介。洗濯機の扉ガラスの裏側に、ヒマワリの種の配列である「フィボナッチ配列」で凹凸を付けることで汚れ落ちを促す仕組みなどを解説している。
アトアは2021年10月に開業。館内には国内最大級の球体水槽やガラス床水槽を含む約60基の水槽を設置し、約170種類・4000点の生きものを展示している。光や映像、舞台美術を融合させた演出により、水族館とアートを組み合わせた新たな観光コンテンツとして集客をはかっている。








