【日本温泉協会】黒川温泉で総会開く 「天然温泉表示看板」の再認定検討へ 多田会長が留任
2026年7月1日(水) 配信

日本温泉協会(多田計介会長、1100会員)は6月23日(火)、熊本県・黒川温泉の南小国町役場「きよらホール」で2026年度会員総会を開いた。29年に迎える「創立100周年」記念事業の準備を進めながら、合わせて従来の「天然温泉表示看板」をより分かりやすいかたちで再認定する方向で検討していくことも確認した。
任期満了に伴う役員改選では、多田会長をはじめ、執行部の留任を決めた。
2003年以来、23年ぶりの黒川温泉で開催された総会には、熊本県の木村敬知事や地元・南小国町の髙橋周二町長ら多数の来賓が出席した。
主催者を代表して多田会長は、30年に「日本の温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録に向けてた協会の取り組みに言及し、「我われ温泉に関わる業界が中心に、国民一丸となって運動を盛り上げて、皆が笑顔で(登録の知らせを)迎えたい」と述べた。
今年度も引き続き会員の維持、拡大を目指す。重点目標として、「地熱開発に対する5つの提言を見直し、新たな条項を含めて取りまとめ、要望を行う」ことを第一に挙げた。
機関誌「温泉」の発行や温泉検定の実施に加え、入浴エチケットポスター販売による入湯客のマナー向上などに取り組む。
また来年の総会は、群馬県・伊香保温泉で開催することが決まった。

総会後の特別講演には、岐阜県・下呂温泉観光協会会長の瀧康洋氏が登壇。下呂温泉観光協会では、「ムリ・ムダ・ムラを取り除き、生産性を上げ、働きやすい職場から、さらに『働きがいのある職場』へカイゼンを進めている」と紹介。瀧氏は持続可能な観光地を目指すなかで、「旅館の都合ではなく、地域のことを考えることが大事」と力を込めた。
と平山真希子女将.jpg)
その後、温泉文化シンポジウムが開催され、高崎商科大学特任教授の熊倉浩靖氏と温泉エッセイストの山崎まゆみ氏に加え、黒川温泉「ふもと旅館」女将の松﨑久美子氏と、長崎県・壱岐湯本「平山旅館」女将の平山真希子氏も登壇し、「日本の温泉文化」についてそれぞれの立場から意見を交わした。
夕刻からの情報交換会は、黒川温泉の「湯峡の響き優彩」に移動し、地元の食材やお酒を堪能しながら親交を深めた。







