新造船「SEFU」のデザイン発表、2027年就航クルーズ船(両備グループ)
2026年7月1日(水) 配信

両備ホールディングス(岡山県岡山市)が新規クルーズ事業の運航会社として設立したRヨット(新居正弘社長、東京都港区)は6月25日(木)、2027年就航予定の新造クルーズ船「SEFU(セフ)」のデザインを発表した。同時にブランドサイトとコンセプトムービーも公開した。
「SEFU」は、日本初となるヨットスタイル客船として、瀬戸内海や南西諸島などを舞台に、新たなラグジュアリークルーズ市場の開拓を目指す。船名は「瀬戸内」の「瀬(SE)」と「風(FU)」に由来し、小型船ならではの機動性を生かして大型客船では寄港が難しい港や離島を巡る航路を計画。全60室・定員約120人というスモールラグジュアリー船として、きめ細かなサービスを提供する。
外観とインテリアデザインは、キュリオシティ代表で世界的デザイナーのグエナエル・ニコラ氏が手掛けた。「ISLAND」をコンセプトに掲げ、瀬戸内海に浮かぶ島々から着想を得た円形モチーフを船内各所に採用した。船内を「どこへ行っても新しい発見のあるディスティネーション」と位置付け、移動手段にとどまらない滞在価値を追求している。
大きな特徴の1つは、船尾に設ける本格的なマリーナエリアだ。新造船として日本初となる設備で、海へ直接アクセスできる構造を採用。小型ボートによる離島への寄港やビーチング、シーカヤックなどのマリンアクティビティを楽しめるほか、マリーナに隣接する「ビーチクラブ」は三方向に開閉するシェルドアを備え、海との一体感を演出する。

客室は日本建築の「借景」の考え方を取り入れ、窓外に広がる四季折々の景観を室内空間に取り込む設計とした。日本の自然素材や柔らかな色調を基調に、ニコラ氏デザインによるオリジナル家具を採用し、長期滞在にも適した上質で落ち着いた空間を実現している。
船内施設では、インフィニティプールやスパ、フィットネスに加え、日本船ならではの温浴施設やサウナも設置。ダイニングはメインレストランのほか、スペシャリティレストラン、寿司レストラン、ラウンジバーなどを備え、寄港地ごとの旬の食材や地域ならではの食文化を生かしたメニューを展開する。
「SEFU」は全長約120メートル、総トン数約1万トンで、現在ポルトガルのウェスト・シー造船所で建造中。航海速力は約15ノットで、遠洋国際航行に対応する。







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