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グランプリは「映画『国宝』×滋賀県、大阪府東大阪市、兵庫県豊岡市」 観光振興への功績評価 第16回ロケーションジャパン大賞表彰式開催

2026年2月26日
編集部:木下 裕斗

2026年2月26日(木) 配信 

グランプリの表彰を受けた門間雄司豊岡市長(前列左から4番目)やプレゼンターの山中純子副編集長(同左から2番目)など

 第16回ロケーションジャパン大賞の表彰式が2月19日(木)に、東京都内で行われ、「映画『国宝』×滋賀県、大阪府東大阪市、兵庫県豊岡市」がグランプリに選ばれた。

 興行収入が邦画実写作品として歴代1位を22年ぶりに更新したことをはじめ、ロケ地であるびわ湖大津館(滋賀県大津市)は3万人、出石永楽館(兵庫県豊岡市)は5万人観光客が増加したことなどが高く評価された。

 門間雄司豊岡市長は「復元活動によって、18年前に復活した出石永楽館が国宝の聖地となり、うれしい。ロケ地であることを知られていなければ意味がない。永楽館をはじめ、市の魅力をさらに発信していきたい」と喜びを語った。

 プレゼンターを務めたロケーションジャパンの山中純子副編集長は「3つの地域それぞれで、本作品の盛り上がりをきっかけにシティプロモーションに発展させたことなども評価された。ロングランヒットに合わせ引き続き地域活性化につなげてほしい」と語った。

 同賞は、地域活性プランニング(藤崎慎一社長、東京都港区)の発行するロケ地情報誌「ロケーションジャパン」が主催するもので、①支持率②撮影サポート③行楽度④地域の変化――4つの指標と約2万5000人の一般投票、有識者の審査によって決定した。今年は、2024年11月1日~25年10月31日に公開、放送された映画・ドラマ・アニメが対象。ノミネート数は69作品・88地域と過去最高だった。

 準グランプリは「連続テレビ小説『アンパン』×高知県、高知県南国市、香南市、香美市、芸西村」が受賞した。

 25年のゴールデンウイークの県内観光客は前年比約100%増だったことやゆかりの地マップの作成、ツアーで周遊を促したことが評価された。

 表彰式では西森裕哉高知県副知事、平山耕三南国市長、濱田豪太香南市長、親光晃一郎香美市長、松本巧芸西村に壇上で表彰状が授与された。また、高知県で選出された前防衛大臣の中谷元衆議院議員が応援に駆け付けた。

 プレゼンターとして登壇した長﨑敏志観光庁部長は「聖地巡礼は大きな効果がある。多くは一過性で終わるなか、県内の自治体が残ったロケセットや地域の魅力の発信などで連携し、今後10~20年と効果を持続させることを期待している」とエールを送った。

 部門賞のうち、行楽部門では「アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ(第1クール)×岐阜県笠松町」が選ばれた。

 古田聖人笠松町長と、みうらたけひろアニメーション監督が、プレゼンターを務めた旅行新聞新社の石井貞德社長から表彰状を受け取った。

 審査員特別賞の表彰状授与はタレントで映画コメンテータ―のLiLiCoさんが行った。

審査員特別賞は、映画コメンテーターのLiLiCoさんが表彰(写真提供:ロケーションジャパン)

 同日には、「ロケツーリズムアワード観光庁長官賞」の授賞式も行われ、地域大賞に静岡県・西伊豆町、企業大賞にリビエラリゾート(神奈川県逗子市)が輝いた。

 同賞は、産官学民やマスコミ関係者などの有識者がロケツーリズム協議会に参画する地域・企業のなかから、観光客の増加率や経済効果、誘客への取り組みなどのポイントから決定する。

 西伊豆町は、観光交流客数は約57万4000人とコロナ以前より増加したことや、これまで取り組んできた成果を冊子にまとめ、シビックプライドの醸成を目的に町内の全戸に配布したことなどが受賞につながった。

 星野淨晋町長は「5年前から住民の皆様とシビックプライドを目的としてロケツーリズムに取り組み続けた成果が身を結びうれしい」と語った。

 リビエラリゾートは、04年から専門部署を立ち上げ、カフェレストラン・ブライダル・ホテル・マリーナ全体のプロモーション事業として仕組化したことや、1施設で約3800万円の直接的経済効果を生んだことなどが評価された。

 河野靖史取締役は「大変光栄だ。韓国の作品を受け入れたあと、韓国から聖地巡礼で訪れたお客様がおり、驚いている。今後も一生懸命取り組んでいきたい」と語った。

 地域活性プランニング社長の藤崎慎一ロケツーリズム協議会会長は「たまたま来たロケの効果は続かない。大切なのは、体制を整えて、聖地になるよう仕掛けること。さらに、作品の実績を活用し、地域活性化につなげる活動を継続することも欠かせない」と語った。

 山中副編集長は「素晴らしい作品(制作者)とロケ地となった地域、その両方が同時に表彰されるのはこの賞だけ。この場で、また新たな出会いにより、聖地が生まれることを期待している」と話した。

 ロケーションジャパン大賞の受賞作品は以下の通り。

 【グランプリ】「映画『国宝』×滋賀県、大阪府東大阪市、兵庫県豊岡市【準グランプリ】「連続テレビ小説「アンパン」×高知県、高知県南国市、香南市、香美市、芸西村」【支持率部門】TBSテレビ日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」×北海道日高町、北海道新ひだか町【撮影サポート部門】ドラマ「もしもこの世が舞台なら、楽屋はどこにあるのだろう」×千葉県茂原市【行楽度部門】アニメ「ウマ娘 シンデレラグレイ(第1クール)」×岐阜県笠松町【地域の変化部門】ドラマ「ホットスポット」×山梨県・富士河口湖町【審査員特別賞】映画「おいしい給食 炎の修学旅行」×岩手県花巻市

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