ロケツーリズム協議会、ロケで地域経済活性化へ 31の自治体と企業が映像制作者に撮影誘致
2025年11月17日(月) 配信
ロケツーリズム協議会(藤崎慎一会長、東京都港区)は11月13日(木)、渋谷キューズ(東京都渋谷区)で今年度4回目の会合を開いた。今回は地域活性化に向けて、31の自治体と企業が50人の映像制作者にロケ地候補地をアピールするマッチング大会を行った。計200人が参加し、会場は満席だった。同大会後の情報交換会には、林芳正総務大臣も駆けつけた。
マッチング大会には、地域活性化につながる作品を撮影できる場所を積極的に探す制作者が多く参加している。事例紹介では、過去のマッチング大会で撮影につながった会員自治体や企業の実績が報告された。
今回は出席したのは上富良野町(北海道)の斉藤繁町長と登米市(宮城県)の熊谷康信市長、旭市(千葉県)の米本弥一郎市長、三島市(静岡県)の豊岡武士市長、西伊豆町(静岡県)の星野淨晋町長、笠松町(岐阜県)の古田聖人町長、蒲郡市(愛知県)の鈴木寿明市長、幸田町(愛知県)の成瀬敦町長、島原市(長崎県)の古川隆三郎市長、五島市(長崎県)の出口太市長ら。先頭に立ち、まちの魅力やロケの受入体制などを説明し、撮影を誘致した。
マッチング大会を終えて、三島市の豊岡市長は「初参加だったが、多くの映像制作者と熱く情報交換ができた。ほかの参加自治体とも切磋琢磨しながら、ロケツーリズム協議会でアドバイスもいただき、確実に展開していきたい」と述べた。
登米市の熊谷市長は「ロケで登米の魅力を全国に発信することで、ファンを増やしたい。さらなる成果を追求し、引き続き頑張りたい」と語った。
その後の情報交換会には、林芳正総務大臣も参加し「日本のコンテンツは評価が高く、次々と海外に出ている。外貨獲得高は半導体を超え、日本の基幹産業だと思っている。地域と映像制作者がタイアップし、ロケツーリズムが地方活性化につながることを祈念する」とエールを送った。


もロケを誘致。長﨑部長(右端)はアピールのようすを見学した-120x120.jpg)




