AI動画コンテスト 壺井栄の世界観を映像化 二十四の瞳映画村
2025年11月3日(月)配信

1987年に公開された映画「二十四の瞳」のロケ用オープンセットを改築した「二十四の瞳映画村」を運営する岬の分教場保存会(香川県・小豆島町)は、小説「二十四の瞳」作者である壺井栄の世界観などをテーマにした生成AI動画コンテストを実施し、12月31日まで作品を受け付けている。
同コンテストは壺井栄の未発表短編集「絣の着物」が北京大学図書館で発見されたことを契機に企画したもので、作品の一部や情景を引用し、新たな解釈を加える和歌や俳諧などに用いられる伝統的な修辞技法「本歌取り」をテーマに、最新のAI技術で映像化することを目的としている。
募集するのは、壺井栄のいずれかの作品を本歌取りした3―5分の動画。短編ドラマ(アニメ)や映像詩、ミュージックビデオなど表現形式は自由だが、画角はスマートフォンに適した縦型とする。
審査員には、映像・広告・学術・メディア業界の第一線で活躍する専門家ら5人が名を連ねる。グランプリに賞金50万円、準グランプリ25万円、佳作10万円、審査委員賞3万円をそれぞれ授与する。
作品応募者には自身でSNSやユーチューブへ作品の切り取り投稿を推奨し、視聴状況やコメントなども審査の参考材料になるという。
なお、応募にあたっては11月30日までに「参加エントリー」が必要となっている。映画村のホームページに詳細を記載している。


