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【旅行新聞 創刊50周年メッセージ】日本温泉協会 会長 多田 計介 氏

2025年10月9日
編集部

2025年10月9日(木) 配信

 本紙は今年、創刊50周年を迎えた。共に歩みを重ねてきた観光関係団体や提携紙のトップから、これまでの労いや今後への期待を込めたメッセージをお寄せいただいた。順不同で紹介する。

                    ◇

温泉地の発展に協力を

日本温泉協会 会長 多田 計介 氏

 創刊50周年おめでとうございます。御紙が観光業界の発展のため専門性が高い情報を伝え続けてこられたこと、石井貞德社長をはじめ、社員皆様の絶え間ないご尽力に深く敬意を表します。

 また、御紙には「温泉文化」のユネスコ無形文化遺産登録に向けて多大なる応援をいただいておりますこと感謝申し上げます。

 「温泉文化」とは、自然の恵みである温泉に浸かり、心と体を癒やすという、日本人に根付いている社会的慣習です。

 温泉は世界中どこにでもありますが、日本のように裸で入浴する文化は少ないようです。温泉街の風情や情緒、入浴マナーなど日本独自の生活文化です。豊かな自然環境に囲まれた「湯船」に裸で「浸かり」、ゆっくりと「瞑想」する「時間」と「空間」を他人と共有する日本の「ONSEN」と、水着を着て入る海外の「SPA」とは違いがあります。

 日本温泉協会では、このような日本独自の「温泉文化」をユネスコ無形文化遺産に登録されることを目指しています。

 今後とも日本の温泉地の発展にご支援ご協力をお願いいたしますとともに、御社ますますのご発展を祈念いたします。

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