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「津田令子のにっぽん風土記(107)」嬬恋村は花盛り~ 群馬県・嬬恋村編 ~

2024年3月30日(土) 配信

浅間高原シャクナゲ園
嬬恋村観光商工課 加部貴裕さん

 生まれ育った地・嬬恋への想いはほかのどの場所よりも強いという観光商工課の加部貴裕さん。愛妻の村づくり事業などを担当しエネルギッシュでパワフルな活動で村の観光の一躍を担っている。花の名所を中心に春から夏にかけての嬬恋村の見どころを伺った。

 

 「何といっても三原の桜並木のライトアップは綺麗です。4月下旬から県内でも最後に見ることができる桜ではないでしょうか。昼間のお花見はもちろん夜の幻想的な雰囲気も素敵です」。嬬恋村の玄関口、万座鹿沢口駅から歩いて5分ほどの場所にあるので訪ねやすさも手伝って県内外から多くの花見客がやって来るという。毎年200本あまりの美しいソメイヨシノが600㍍に渡って咲き誇り、群馬を代表する桜の名所になっている。

 

 「浅間高原のシャクナゲ園も外せませんよ。ここからは浅間山の眺望も美しく村を代表する風景の一つです」と加部さんは教えてくれた。浅間山麓、三ツ尾根山麓の広大なキャベツ畑の奥に位置しているので眺望も抜群だ。ハイキングコースになっているので、お弁当持参で楽しむ方も多いという。見ごろは5月上旬~5月下旬ごろ。毎年、見ごろに合わせてシャクナゲ園祭りを開催する。「シャクナゲのほかにも色々な花が楽しめます。珍しい白いコマクサをはじめ、レンゲツツジにみやま霧島など、見ごろの時期はカメラマンも多く駆け付けます。運が良ければカモシカに会えるかもしれません」。

 

 「鮮やかな朱色の花を咲かせる湯ノ丸高原のレンゲツツジ。1956年には、国の特別天然記念物に指定されている。初夏のころ、鮮やかな朱色の巨大なじゅうたんのように湯の丸山一帯を覆い尽くす様はほかに類を見ない忘れられない光景です。その景観は『関東随一』とも言われています」と嬬恋村の花めぐりを次々語ってくれた。

 

 「花ではないですが、全国的にキャベツの一大産地として名高い嬬恋村のキャベツ畑の緑の風景は収穫時期の7月から9月の終わりごろまで観ることができます。広域農道つまごいパノラマラインは北ルートと南ルートがあり、期間中はどこからでも緑の絶景に出会うことができるのです」と話す。「とくにおすすめは北ルートで、全長20㌔のほとんどがキャベツ畑の絶景なのです。一度見たら何度でも訪たくなる風景です。鬼押出し園、愛妻の丘などに立ち寄っていただき、雄大な浅間山などを眺め嬬恋村を満喫いただけたらうれしいです」と加部さんの笑顔が弾けた瞬間だ。

 

津田 令子 氏

 社団法人日本観光協会旅番組室長を経てフリーの旅行ジャーナリストに。全国約3000カ所を旅する経験から、旅の楽しさを伝えるトラベルキャスターとしてテレビ・ラジオなどに出演する。観光大使や市町村などのアドバイザー、カルチャースクールの講師も務める。NPO法人ふるさとオンリーワンのまち理事長。著書多数。

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