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結婚式場を経営「グラヴィス」(名古屋市)が破産へ(帝国データバンク調べ)

2023年8月22日
編集部:増田 剛

2023年8月22日(火) 配信

 結婚式場を運営する「グラヴィス」(野村恭正代表、愛知県名古屋市)は8月3日(木)に、名古屋地裁から破産手続き開始決定を受けた。帝国データバンクによると、「負債は約17億円の見込み」という。

 同社は1989(平成元)年4月創業、97(平成9)年7月に法人改組した。本店の「GRANDARCHE WEDDING HILLS(グランダルシュウエディングヒルズ)」(名古屋市)のほか、「Celebration!  STELLA(セレブレーション!ステラ)」(北名古屋市)、「ALILAGARDEN RESORT(アリラガーデンリゾート)」(常滑市)を運営。

 創業当初は飲食店経営を主業とし、結婚式に提供する料理の質が高く評価され、2013年6月期には年間収入高約16億円を計上していた。

 しかし、少子化の影響や、“ジミ婚”の普及などにより顧客単価が低下傾向を辿り、業容は縮小。加えて広告費や改装費などがかさみ、「赤字決算を散発して債務超過となっていた」(帝国データバンク)。

 さらに新型コロナの影響で、結婚式需要が減退し、22年6月期の年間収入高は約4億9000万円に落ち込んだ。店舗の建設資金の借り入れが重荷となって、資金繰りは逼迫。今後の見通しが立たなくなり、今年7月17日までに事業を停止していた。

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