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HIS、年末年始の海旅予約コロナ前比80%減 感染不安や円安などで

2022年11月25日
編集部:木下 裕斗

2022年11月25日(金) 配信

2021年11月15日比では1814・1%増だった

 エイチ・アイ・エス(HIS、矢田素史社長)が11月25日(金)に発表した、年末年始(2022年12月24日~23年1月3日)の海外旅行の予約状況によると、予約者数は21年11月15日比で1814.1%増と大きく伸びた。一方、コロナ前の19年同日比では約80%減となった。同社は「コロナ禍による移動や感染への不安のほか、円安や燃油サーチャージの高騰などが負担となった」と分析している。

 旅行先ランキングでは、1位が韓国・ソウル。2位はアメリカ・ハワイにあるホノルルで11年ぶりに首位が代わった。次いで、タイ・バンコク、韓国・釜山、アメリカ・グアム、シンガポール、台湾・台北、フィリピン・マニラ、フランス・パリ、ベトナム・ホーチミンと続いた。

 ソウルへの予約者のうち、約70%は女性で、10代後半~20代の若年層が全年齢層の約40%となった。同社は1位となった理由として、ドラマや音楽などポップカルチャーの人気の高さのほか、訪日観光客の個人旅行解禁に伴う日韓路線の増便や、コロナ禍で運休していた地方空港発着の航空便の再開による価格競争で、比較的手ごろな価格で渡航できることを挙げた。

 ホノルルは家族旅行の人気が高かった。また、高級なホテルに泊まり、観光だけではなく、くつろげる滞在も重要視している人が増えているという。タイについては「コロナ禍でタイドラマのファンが増加したことが主な要因」(同社)とした。

 平均単価は同120.6%増の19万6700円。燃油サーチャージの値上げが影響した。平均旅行日数は6.3日間で、19年から0.2日増えた。出国ピークは12月29日。帰国ピークは23年1月3日となっている。

 HISは「各国の入国制限の緩和で、海外旅行は回復基調に転じた」との認識を示している。

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