「道の駅常総」で夏祭り 8月9(金)~13日(火)までの5日間 期間限定のグルメも登場

2024年8月9日(金) 配信

「道の駅常総」は、オリジナルグルメが豊富

 茨城・常総の魅力を発信する食のテーマパーク「道の駅常総」(茨城県常総市、運営会社:COLLECT)は、今年で開業してから2度目の夏を迎えた。そこで8月9(金)~13日(火)までの5日間、夏を楽しめるように夏祭りイベントを開催する。

 期間中は射的や、おもちゃすくい、スーパーボウルすくい、輪投げなど、誰でも楽しめる縁日を実施。オリジナルうちわのプレゼントなどの特典も用意している。

 さらに、道の駅常総といえば、オリジナルグルメが豊富。期間限定のグルメも登場する。

  「ぼくとメロンとベーカリー。」では、「冷やし黒蜜きなこメロンパン」価格360円(税込)が人気。

  「いなほ食堂」では、「絶景海鮮豊田城 100分の1サイズ!!」が登場。48・5㍍超える「豊田城」を100分の1サイズで表現。通常2段の海鮮豊田城を特別に3段に。天守閣には藁納豆と赤海老がそびえ立つ。家族で楽しめる一品。価格1万円(税込)。販売期間は8~9月を予定。

JATA、ヨーロッパ観光委員会と共同プロモーション実施へ 欧州旅行の完全復活目指す

2024年8月9日(金) 配信

阿部かすみ副部長

 日本旅行業協会(JATA、髙橋広行会長)は8月8日(木)に会見を開き、同協会のアウトバウンド促進協議会(JOTC)欧州部会における部会活動の一環として、ヨーロッパ観光委員会(ETC)とジョイントプロモーションを開始することを発表した。

 JATA海外旅行推進部の阿部かすみ副部長は「髙橋会長が常々、『欧州の回復なくして、旅行業の復活はない』と話している。プロモーションを通じて、欧州旅行の完全復活を目指す」と趣旨を説明した。

 ETCは1948年、第2次世界大戦後の観光復興のために設立された。欧州全土の観光局が加入。現在は共同のプロモーションや市場調査などを行っている。ヨーロッパ観光委員会日本支部(ETCJ)には、フランスやフィンランド、イタリア、ドイツ、ベルギーなど16カ国が加盟している。

 ジョイントプロモーションでは、ETC加盟国19カ国が9月26(木)~29日(日)に開催するツーリズムEXPOジャパン2024(TEJ)へブースを出展する。これまで各国共通の仕掛けがなかったことを受け、共同スタンプラリーを実施。各国へのブース訪問を促す。食文化を学べるクイズショーも開く。

 さらに、9月26日(木)にはETCエクゼクティブディレクター・CEOのエドゥアルド・サンタンデール氏が基調パネルディスカッションに登壇する。

 ETC日本支部の沼田晃一委員長は「日本市場の回復が他国と比べて遅れている」と指摘。欧州への観光については、旅行会社を利用する日本人が多いことから、「業界とのパートナーシップを強化しながら、欧州全体で需要を喚起する」と出展への想いを語った。

沼田晃一委員長

 ETCJは10月から、有名地のほか、知られていない地域の魅力と名物を伝える「美味しいヨーロッパ」プロジェクトをスタートする。

 これまで、観光地に関するプロモーションが中心だったが、名物料理の旬な時期に周辺観光地と一緒に楽しむ旅を提案することで、欧州全域への旅行を促し、オーバーツーリズムの解消にもつなげる。

 同部会とETCJが10月に、対象エリアと食を選出。11月に発表する予定だ。共通のロゴを作成し、選出された食を利用したツアーを会員会社で造成し、欧州の販売促進をはかっていく。25年には、一般消費者へのプロモーションも始める。

 また、ETCJは9月6(金)~13日(金)、初めて2カ国を訪問する視察旅行を催行。期間中、JOTCメンバーからランドオペレ―ター2社と旅行会社4社が参加する。

 フランス観光開発機構 のジャン=クリストフ・アラン日本代表はこれまで実施していた1カ国のみのファムツアーを振り返り、「各国は自国をプロモーションすることが最重要だが、さまざまな提案ができるよう臨機応変に取り組む」と2カ国を巡れる意義を語った。

ジャン=クリストフ・アラン日本代表

ゆこゆこ、天野医師が監修 「心と体の健康に良い旅行とは」

2024年8月9日(金)配信

順天堂大学心臓血管外科学の天野篤特任教授

 温泉宿の電話予約サービスを提供するゆこゆこ(徳田和嘉子社長、東京都中央区)は、8月19日(月)発行の宿泊情報誌「ゆこゆこ」10月号から「天野先生に聞く!心と体の健康に良い旅行とは」の連載を開始する。順天堂大学心臓血管外科学の天野篤特任教授の監修により、「旅行において期待される健康効果」について、ゆこゆこ編集部が取材して制作した。

 天野氏は日本屈指の心臓血管外科医として知られ、現在も日々多くの手術に携わっている。取材の中で天野氏は「近年アメリカで行われた研究では、6年に1回旅行をする女性と、年に2回以上旅行をする女性を比較したところ、年に2回以上旅行をする女性の方が心臓疾患の発生リスクが大幅に低いことがわかりました。旅行によってストレスホルモンの分泌を減らすことが結果的に心疾患のリスクを下げることにつながります」と答えたという。

 取材内容をテーマごとに分け、全9回の連載で紹介する。

アドベンチャーツーリズムアカデミー、9月に人材育成プログラム開講

2024年8月8日(木)配信

アドベンチャーツーリズムアカデミーが考えるAT推進人材像

 日本アドベンチャーツーリズム協議会(JATO、大西雅之会長)などが共同で創設した「アドベンチャーツーリズムアカデミー(ATA)」が、アドベンチャーツーリズム推進に向け新しい人材育成プログラムを9月から開講する。同プログラムによって、地域の魅力を最大限に引き出し、持続可能な観光を実現するリーダーの育成に取り組む。

 ATAは、JATO、日本航空(JAL)、JTBの3者が2023年4月に共同で創設した。アドべンチャーツーリズム(AT)が高付加価値な自然文化体験型観光として注目を集める一方、認知度の向上、安全管理の強化、地域資源の持続可能な利用などの課題を抱えている。今回、課題解決のために、地域資源の適切な保護と活用を支える専門的な知識と法規制の理解を深め、持続可能な地域づくりに貢献できるリーダーシップと技術を備えた人材の育成に向けて、新たなプログラムを開講するに至った。

 同プログラムでは、国内外で活躍する専門家による13回のオンライン講座と、ATの先進地域である北海道の弟子屈・阿寒湖地域でフィールド研修を実施する。フィールド研修は25年2月4日(火)~6日(木)の3日間を予定する。

 募集期間は8月31日(土)まで。このほか申し込みや詳細については、ATAのホームページから。

「ホテル郡上八幡」が自己破産申請へ 負債は約5億6000万円(帝国データバンク調べ)

2024年8月8日(木) 配信

 千虎観光(中島規夫社長、岐阜県郡上市)は8月1日(木)までに事業を停止し、弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は約5億6000万円。

 同社は1972(昭和47)年9月創業の千虎観光の事業を継承し、2008(平成20)年5月に設立されたホテル運営業者。前身企業がオープンさせた「ホテル郡上八幡」は客室49室で、宴会場やホールも完備。最大約300人を収容し、観光客やスキー客が主な利用者だった。

 ドライブインレストランなども運営し、地元では高い知名度を有していた。しかし、「温泉設備などへの積極的な設備投資のために金融債務が増加していたうえ、96年の東海北陸自動車道の開通で団体客が減少し、業績が悪化。事態を打開すべく同社が事業を受け継いだ経緯がある」(帝国データバンク)。

 その後は、不採算部門の縮小などに取り組み、2011年2月期には年間収入高約8億円を計上していた。

 インバウンド需要の取り込みなども進めたものの集客は伸び悩み、収益性は低迷。20年以降はコロナ禍の影響で観光需要が減少し、24年2月期の年間収入高は約3億5千万円に落ち込んでいた。8月1日に自社ホームページやSNSで営業停止の旨をリリースしていた。

「境港さかなセンター」が自己破産申請へ(帝国データバンク調べ)

2024年8月8日(木) 配信

 境港さかなセンター(渡邉昭美社長、鳥取県境港市)は7月30日(火)付で事業を停止し、事後処理を弁護士に一任、自己破産申請の準備に入った。帝国データバンクによると、負債は約4億5000万円。

 同社は1996(平成8)8月に設立された不動産賃貸業者。鮮魚仲買業者8社が出資して事業をスタートし、99年4月には境港市竹内団地に水産物販売施設「おさかなセンター」をオープン。主に観光客向けの鮮魚販売店や、食堂の運営業者に施設を賃貸し、2016年3月期には年間収入高約4000万円を計上していた。

 しかし、20年以降は「新型コロナの感染拡大に伴う入居店舗の売上の急減やテナントの撤退で、賃貸収入が大幅に減少し、不採算経営を余儀なくされていた」(帝国データバンク)。不動産の初期投資が大きく借入金の返済が負担となるなか、事業の継続が困難となった。

スポーツ文化ツーリズムアワード2024募集開始 10月15日(火)まで

2024年8月7日(水) 配信

 

 観光庁は10月15日(火)まで、スポーツ庁・文化庁と共同で「スポーツ文化ツーリズムアワード2024」を募集する。「スポーツ文化ツーリズム」を推進させる先進的な取り組みや、スポーツ文化ツーリズムの実現を目指す取り組みを発掘し、観光の活性化をはかる目的。

 同賞は、「スポーツ文化ツーリズム賞」「スポーツツーリズム賞」「文化ツーリズム賞」で構成する。また、武道や日本遺産、食文化といった特定の分野に特化した取り組みや新しい観光の取り組みに対し、特別賞を設定する。

 応募要件として、①「スポーツ」と「文化資源」のいずれか、または両方と「観光」が結びついている②国内外の旅行者の増加、長期滞在を促す仕組みや地域への経済効果は急につながる工夫がある取り組み③地域の活力の着実な増加につながるものである取り組み19年以降に開催されている取り組み──など。

 前回のアワードでは、「日本最強の城『今治城』を中心にしたスポーツ文化ツーリズム~瀬戸内の中央を制した歴史が現代に繋がる~」(愛媛県今治市)など、29件の応募の中から、7件の団体が入賞した。

登山電車で行く温泉「雲の上の停車場」オープンへ 長野・小諸の常盤館

2024年8月7日(水) 配信

雲上の停車場(右奥に見えるのが登山電車)

 常盤館(花岡薫代表取締役、長野県小諸市)は8月8日(木)、同社が営む旅館「菱野温泉常盤館」敷地内に、登山電車で行く温泉施設「雲上の停車場」をオープンする。展望露天風呂やアウトドアサウナ、カフェ&バーなどを設ける。

 同施設へは、本館から登山電車で移動する。登山電車は利用者自ら発車ボタンを押して動かすもので、乗車時間90秒の短い旅が楽しめる。常盤館、薬師館宿泊者はサウナを除き、自由に利用できる。

 展望露天風呂「雲の助」は午前6:30~9:30、午前11時~午後10時までの営業。石で組み立てた「いしふろ」や雲の上の露天風呂「そらふろ」などを備える。飲食施設「菱野の森のカフェ&バー時刻表のない待合室」は午前11:00~午後10:30までの営業で、地元のクラフトビールなどのアルコールから、信州味噌とんこつラーメンなどフードメニューも提供する。

 また、2時間予約制のサウナは薪ストーブタイプのロウリュを採用。大自然のなかでゆっくりサウナを楽しみたい人におすすめという。営業時間は午前9時~午後9時まで。料金は平日4400円、土日祝日など繁忙期は4800円。

 外来者の利用は平日が午前11時~午後4時まで、土日祝日など繁忙期は午前11:00~午後2:30まで。入場料は平日1500円、繁忙期が1800円。

カッセジャパン、貨客混載バスで熊本県・牛深の鮮魚運ぶ仕組み構築 ミオカミーノ天草のBBQ食材として

2024年8月7日(水) 配信

バスで鮮魚を運ぶイメージ

 九州産交グループで、生産者に代わり、事業機能を代行・集約し地域活性化に取り組んでいるカッセジャパン(有元隆社長、熊本県熊本市)はこのほど、産交バス(小栁亮社長、熊本県熊本市)と協力し、貨客混載バスで熊本県・牛深の鮮魚を、バーベキューを楽しめる「ミオカミーノ天草」に運ぶ仕組みを構築した。

 その日に水揚げされた鮮魚を提供することによる消費拡大のほか、路線バスを有効活用することで輸送費やCO2の削減などをはかる。

 ミオカミーノ天草は、カッセジャパンが運営する施設で、バーベキューのほかに地域の土産品を販売している。同施設に運ばれる魚は、漁業者が牛深バスセンターに届ける。その後、バスに積み込まれ、運ばれてくる。バーベキューの食材として用いられる。

ジャルパック×地球の歩き方「ジャルパックの歩き方」を制作 国内線への搭載を開始

2024年8月7日(水) 配信

記念誌「ジャルパックの歩き方」

 ジャルパック(平井登社長、東京都品川区)はこのほど、JALPAKブランド誕生60周年を記念し、地球の歩き方(新井邦弘社長、東京都品川区)とスペシャルタイアップ冊子「ジャルパックの歩き方」を制作した。8月7日(水)から、日本航空(JAL)の国内線エアバスA350-900機材へ搭載を開始する。搭乗客は自由に閲覧できるほか、持ち帰りも可能。

 ジャルパックは1965年1月に国内企業で初めて海外パッケージ旅行を売り出し、2025年1月で60周年を迎える。これを記念し、今年創刊45周年の「地球の歩き方」とタッグを組み、記念誌「ジャルパックの歩き方」を制作した。 

 記念誌は、地球の歩き方編集スタッフがジャルパックを徹底取材し、旅行を作る人々や支える人々をインタビュー形式で紹介している。ジャルパック社員と地球の歩き方社員が旅行の今昔を語り合った座談会など、社員参加型で“旅”への熱い想いが詰まった1冊に仕上げたという。サイズは地球の歩き方史上最も大きなA4サイズ版、28ページ。

 国内線ではエアバスA350₋900就航路線全クラスシートに設置。国際線は9月1日(日)から、ホノルル線のビジネスクラスのみ設置する。いずれも10月31日(木)までで、なくなり次第終了する。なお、始発便搭載後は追加搭載を行わないため、設置されていない場合がある。