韓国・忠清圏が大阪で観光懇親会開催、忠清北道など4自治体が共同PR
2025年6月25日(水) 配信

韓国の中央部に位置する忠清北道、大田広域市、世宗特別自治市、忠清南道の4自治体で作る「忠清圏観光振興協議会」は6月24日(火)、大阪府大阪市で「韓国忠清圏観光懇親会」を開いた。
同協議会の会長で忠清北道庁文化体育観光局観光課の張寅秀(チャン・インス)課長は「協議会は21年前に発足し、圏域の観光産業活性化のために共同でマーケティングを実施している。忠清圏は韓国の中心に位置し、全国どこからでも2時間で到達できるエリア。世界遺産をはじめとする歴史・文化のほか、自然やグルメの観光資源も豊富。一味違う魅力的な商品造成が可能だ」と述べた。

忠清圏の玄関口である清州国際空港は現在、関西国際空港を含む日本国内7つの空港と定期便で結ばれ、年内にはさらに3地域との直行便開設が予定されている。今後、日本からのアクセスがさらに向上することで、観光客誘致の拡大が見込まれている。
プレゼンテーションでは各自治体がそれぞれの魅力を紹介した。忠清北道は湖や山を生かしたウェルネス観光や、ユネスコ世界ジオパーク認定されている丹陽郡全域の自然の豊かさが特徴。元大統領別荘地「青南台」は現在一般公開され人気スポットになっているという。
かつて三国時代に百済の都が置かれ2015年にユネスコ世界文化遺産に登録された「百済歴史地区」がある忠清南道は、百済時代に築かれた「公州公山城」や、百済文化を体験できる韓式宿泊施設「公州韓屋村」を紹介した。
大田広域市は大田駅すぐの場所にあり観光情報と憩いの場を提供する複合施設「大田トラベルラウンジ」や、健康トレッキングコース「鶏足山ファントッキル」をアピールした。
世宗特別自治市は、ソウル首都圏の過密化を分散させるため、首都機能移転計画を元に2012年に韓国17番目の広域自治体として発足した新しい街。世宗政府庁舎の近くにある65ヘクタール規模の「国立世宗樹木園」や同市のランドマーク「錦江歩行橋」など、新しい都市としての魅力を前面に出した。