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全国女将サミット2025開く 「交流の場、学びの場に」(国際ツーリズムトレードショー)

2025年7月4日
編集部:長谷川 貴人

2025年7月4日(金)配信

「全国女将サミット2025in国際ツーリズムトレードショー」に約30人の女将が集った

 「全国女将サミット2025in国際ツーリズムトレードショー」(主催=旅行新聞新社)が6月25日(水)、東京ビッグサイトで開かれた。同日~27日(金)まで開催した「iTT─国際ツーリズムトレードショー」を会場に、全国から約30人の女将が参加。久しぶりの再会を喜び、会話に花を咲かせた。

石井貞德社長

 開催にあたり、旅行新聞新社の石井貞德社長は観光業界の深刻な現状を訴えつつ、宿泊施設それぞれが抱えている課題が異なる認識を示した。女将に向けて「皆様一人ひとりが解決していかなければならない。今日集まった女将たちは、この大変な時期を乗り越えられる」とエールを送った。

 続けて、今回の開催は昨年同様、国際ツーリズムトレードショーを主催するRX Japanの協力のもと実施できたと報告し、RX Japanの山田舞主任を紹介した。山田主任は「観光・宿泊業の課題解決につながるヒントを得られるような場をつくっていきたいと思い、(国際ツーリズムトレードショーを)年1回開催している。この貴重な時間を皆様の交流の場や、学びの場にできたら嬉しい」と述べた。

「元湯陣屋」の宮﨑知子女将

  交流会では、神奈川県・鶴巻温泉にある老舗旅館「元湯陣屋」の宮﨑知子女将が登壇し、「無駄省く『デジタル化』で、ワンランク上の『もてなし』を」と題したトークセッションを行った。旅行新聞新社の鈴木克範営業統括部部長が聞き役になり、宿泊施設のデジタル化について、宮﨑女将がDXや働き方改革に取り組み、共有情報で“もてなし力”を高めることに成功した経験や工夫を女将目線で話した。

 宮﨑女将は「デジタル化でバックヤード業務を圧縮し、そこから捻出した時間と労力を表の接客に使う。これを常日ごろからやっていくことが重要」と、デジタル化に合わせた働き方の習慣化が不可欠と語った。

トークセッションのようす

 交流会終了後は、各自展示会場の見学や専門セミナーを聴講するなど、施設運営の参考となる知見を深めた。

 夕方からは、東京タワーの麓に構える豆腐会席料理店「東京 芝 とうふ屋うかい」で懇親パーティーが開かれ、盛会裏に終わった。

懇親会も盛会裏に終わった

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