㈱全旅、中間幹夫社長が再任 取扱実績の目標は1300億円
2025年6月24日(火) 配信
㈱全旅(中間幹夫社長)は6月23日(月)、東京都内で第52期株主総会・懇親会を開いた。任期満了に伴う役員改選では、中間社長の再任を決めた。
中間社長は懇親会で、昨年度目標にしていた年間の取扱実績1000億円について、「超えることができた。今年度は1300億円を目標に設定する」と方針を掲げた。
また、「西日本支社に地域創生室を設立することが決まった」と報告。多くの旅行会社が物価高によるツアー料金の高騰などで利益の拡大が難しくなっているなか、新たな事業への参入を支援していく考えを示し、「旅行会社の皆様の指導を受けながら進めていきたい」と語った。
来賓の全国旅行業協会(ANTA)の近藤幸二副会長は「団体や海外旅行はコロナ禍前まで回復していない。一方で受入施設へ直接予約する旅行者が増えており、旅行会社の存在は危機的な状況だ」と強調。「プランナーとしての力や安心・安全を確実に提供する力を発揮し、社会に向かう必要がある。㈱全旅と力を合わせ、旅行業の新しいスタイルを確立したい」と話した。